おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院で経営理念(ミッション、ビジョン、バリュー)を掲げてチームの目線を合わせる事はとても大切だと感じます。
もっとも大切なのは「日常診療で使えることが出来ているか?」なのですが、その前に院長と経営幹部によって確認しておくべきことがあるのです。
それは、院長と経営幹部がバリュー(共有価値+行動規準)に沿った行動をどれ位やれているのか?ということ。
具体的なバリュー行動を幹部が日常的な実践で示し、その行動の意味と大切さを他のスタッフに話してあげることこそが大切なのです。
例えば歯科医院でよく掲げられる「患者さんを笑顔に」「患者さんが納得する治療説明」「自分の成長と向き合う」などの共有価値。
院長や幹部がチームメンバーに具体的な行動で示し続け、それを真似してみようとスタッフに感じさせなければバリューはお題目となりやすいのです。
リーダーシップは「自分→自分」から始まり自分自身が「常に実行しているレベル」に到達して初めて周りへの影響力を生み出す。
したがって、院長がチームメンバーにバリューに基づく行動を求めたとしても、チームメンバーが「院長や幹部スタッフも実行できていない」と感じれば影響力を及ぼさない。
院長が継続することにより始まる影響力の波はやがて幹部スタッフの心を動かし、幹部スタッフが日常的に実践することが出来るようになれば影響力はチームメンバーに浸透し始める。
バリューの浸透はそういうステップにより始まり、その取り組みの輪を拡げることで医院文化が花開くようになるのです。
バリューは言葉だけでは影響力を発揮せず院長や幹部の継続した行動によって少しづつ浸透し始める。
先ずは院長と幹部が手本になる覚悟を決める。
でなければ影響力はいつまで経っても生まれないのです。
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00