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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長が勤務ドクターについて考えておくべきこと  [2023年05月24日]
 
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
比較的大きな歯科医院には勤務ドクターが複数人います。
 
これから勤務ドクターが開業を考える場合、
・歯科医院開業のリスクが高くなる
・開業に必要な資金が多額になっていく
・保険のう蝕治療の採算性は今後も改善しない
・いま勤務先で使っている高額な設備は開業してからしばらくは使えない可能性が高い(資金面から)
・一部の歯科医院では勤務ドクターの待遇がどんどん良くなっていく
・個人開業での平均的な損益差額は1420万円(令和3年)でそこから税金を支払い借入金を返済している。
 
ことを考慮してキャリアプランを考える必要がある。
 
私は上記の理由から少しづつ勤務ドクターとしてのキャリアを選ぶ方が増えていくと考えていますが、その為に院長がやるべき事は多いのです。
 
 
 
勤務ドクターを採用している院長の場合、勤務ドクターが増えるのは歓迎なのですが注意するべき点もあります。
 
なので今日は勤務ドクターについて書きたいと思います。
 
 
これから勤務医志向が強くなってくるといっても男性ドクターはまだまだ開業志向です。
しかし、開業しても売上5000万円以下の歯科医院が圧倒的な割合を占める日本において開業しても上手くいかない勤務ドクターも増えていて、上手くいかないドクターは開業前から分かるのです。
 
それは経営者として院長(歯科医師)として必要不可欠な資質を現段階でどれ位所有していて、これから何を身につけるべきなのかを勤務ドクターが理解しているかということ。
若い勤務ドクターがまだ治療技術、診断力、治療計画立案力、治療提案力、経営力、チームマネジメント力が低いのは当たり前ですが、未来を切り拓けるドクターは若い段階であっても「取り組む姿勢」が違う。
 
それは勤務ドクターが複数人いる歯科医院の院長なら見抜けると思うのです。
 
 
 
 
自己実現への思いが強いドクターや能力が高いドクターは院長が残って欲しいと願っても結局は開業していく。
ならば、「開業と言う現実」について荒波を乗り越えてこられた院長から若い勤務ドクターに話してあげる機会を持つ方が良いと思うのです。
 
 
開業と言う選択肢だけではなく、これからは勤務ドクターとして輝くという選択肢が大きな存在感を示すようになる。
ということは院長は勤務ドクターに勤務ドクターとして魅力的なキャリアプランを提示しなければいけないですし、勤務ドクターの報酬が高騰していくこれからの時代にはそれが出来なければ勤務ドクターの採用でも不利になっていくのです。
 
 
勤務ドクターに提示するキャリアプランと報酬が魅力的であれば医院に残ってくれる可能性が高くなる時代。
 
院長やスタッフと一緒にビジョンを実現したいと感じてくれるかは院長の提案次第なのです。
 
 
 
 
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