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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長は理想とする歯科医療を提供できるか?  [2023年05月23日]
 
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の院長が理想と考えられている診療と実際の診療には差があります。
 
その主な理由は3つ
①理想の診療をやる為の技術とチーム力が身についていない
②保険診療中心の医院の場合には、理想を追いすぎると経営が成り立たない
③マンパワーが足りていない
 
でしょうか。
 
一般企業では商品の品質を高めていく事は同時に販売価格を上げていく事になる。
商品の魅力を発信してブランド化することにより、他の商品との差が顧客に明確に伝わり「欲しい」という人が増えるのです。
 
 
 
しかし、保険診療においては国が決めた品質に沿って歯科医療を提供することしかできない。
国からもらえる診療報酬が上がらないまま提供する保険治療の質を高めるとコストが増えて経営面で厳しくなるのです。
 
したがって院長にとって理想の診療を保険診療において実施する為には、採算が取れない治療を採算が取れる治療でカバーするしかないのです。
 
 
 
他の業種と同じく歯科医院経営も治療コンテンツごとの「変動費」と治療コンテンツを提供する為に必要な「固定費」をどう考えるのかが大切になります。
 
例えば、1000円カット(理容)もコストである「時間」を短縮して設備を簡素化し、「パーマ」「洗髪」「髭剃り」「カラー」などを省くことで収益を出してきました。しかし、人件費や採用費、光熱費が高騰してきたことから値上げせざるを得なくなってきています。
 
 
 
「俺のフレンチ」シリーズやそれをモデリングした「いきなりステーキ」は一時期は勢いがありました。
「原価割れ」という話題性でマスコミによる取材を集め、お客の回転率を高めることで収益を出していた。
しかし、「俺の・・・」はコロナと話題性の低下によるお客離れによって、「いきなり・・・」は店舗を一気に増やし過ぎて苦戦しています。
 
「変動費」と「固定費」をどう組み合わせてどれだけの「利益」を生むことができるか?がビジネスモデルであり、どのビジネスモデルで事業を組み立てるのかを選択するのが経営者なのです。
 
 
 
 
では、歯科医院では「変動費」と「固定費」をどの様に考え、患者に提供する治療コンテンツの組み合わせをどの様に決めれば良いのでしょうか?
 
それは先生が提供され患者のニーズが十分ある治療コンテンツの中で、一番収益性の高い治療の割合をどれだけ高めることが出来るかという事なのです。
自費補綴なのか、自費のダイレクトボンディングなのか、アライナー矯正なのか、自費デンチャーなのか、自費エンドなのか、訪問歯科なのか、歯周病治療からの定期管理なのか、歯科医科連携なのか、、、
 
院長のお考えや医院メンバーが所有する治療技術や設備によって取れる戦略は違うのですが、医院の未来にとって何を強化していくことが必要なのかを理解して計画を実行していることが大切なのです。
 
 
 
歯科医科連携や口腔機能管理も、歯科医療としては正解であっても成功モデルをモデリングする再現性が低ければ収益には繋がらない。
だからご自分の医院にとって何を加えて収益性を強化するべきなのかを院長は慎重に見極めないといけないのです。
 
 
一般企業では「取り扱い商品のABC分析」が実施され商品構成が変わります。
歯科医院は医療なので同じようにはいきませんが、ABC分析の考え方は大切なのです。
 
先生の医院の治療ではいかがですか?
 
 
 
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