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◆歯科医院経営ブログ

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これから小規模な歯科医院を待ち受ける苦難とは?  [2023年04月28日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
規模が大きく歯科医療としてのレベルと組織としてのレベルが高い歯科医院に優秀な人財は集まり易いと感じます。
そして規模の拡大競争は激化しており、このまま進めば売上1億円までは小規模グループに吸収されそうなのです。
 
 
規模を拡大する理由の一つ目に「人材確保の優位性を確保する」があります。
2040年には1100万人の労働力が不足すると言われていますので、人材確保に動かなければマンパワー不足で歯科医院が打てる戦略が無くなっていく。
だから人材確保が重要なのです。
で、どうして人材確保の為に医院の規模を拡大するのかと言えば、親が子どもにどんな企業に就職することを勧めるのか?で考えれば答えは明らかなのです。
 
歯周病治療から定期管理への流れも、訪問歯科や歯科医科連携も、マンパワーが確保できなければ取り組めない。歯科医療において需要が拡大している分野に取り組むにはマンパワーが必要不可欠なのです。
 
 
 
 
規模を拡大していく二つ目の理由それは、
経営の体力を強化することです。
 
 
スタッフがライフイベントを乗越えて活躍する歯科医院を作るには賃上げとスタッフひとり一人の状況に配慮した働き方ができる仕組みの構築が必要です。
だから医院の規模を拡大して収益効率を高め、上記の環境を作り上げる必要があるのです。
 
他にも、
・保険治療におけるコスト増大による採算性の悪化
・デジタル化に対応するには経営の体力が必要であること
・規模の拡大によってマーケット内のシェアを一気に取りに行く
 
等々の理由によって規模の拡大が必要になってくるのです。
 
 
 
 
 
しかし小規模な歯科医院ではユニットの拡張性に限界があるのと経営の体力がない為に、戻ってきたスタッフが活躍できる場を作れない。
そして規模を拡大できる才覚を持っている院長は限られますので「規模を拡大してはいけない」院長もいるのです。
 
小規模歯科医院の戦略はこれから増えていく超大型歯科医院と闘わないことしかない。
開業されている地域のニッチなマーケットでご自分が優位に立てるポジションを見つけそこを磨いていくのです。
 
 
 
もちろん、人材確保がどんどん困難になっていきますので経営資源の殆どは院長になります。
だから、院長がどの分野のスキルを磨きその魅力を地域に伝えるのかが大切で、併せて超効率化経営を進める必要があるのです。
 
 
 
表題の「小規模な歯科医院を待ち受ける苦難」とは、多くの小規模歯科医院には他医院と差別化できる要素が存在しない事によって、採用面でも経営面でも超大型歯科医院の影響を受けてしまうことです。
もちろん、マーケットが小さく超大型歯科医院が出店しない地域も多くありますが、そこはそこで別の問題が降りかかってくる。
 
 
大きな歯科医院の院長は危機感を持って早めに動き、小規模な歯科医院の院長は目の前に嵐が迫るまで気づかないことが多い。
そして気がついた時には諦める選択肢しか残っていないのです。
 
 
 
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