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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長が理解する必要がある仕組みを落しこむ為のポイント  [2023年04月25日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の院長が苦労されるのは、仕組みを作りその仕組みを機能させて成果に繋げることです。
 
例えば院内のインカムもどういう情報をどういった時に発信するのかが決まっていなければ「言いっ放し」になりますしスタッフが楽をする為のツールになる。
そしてそのインカムをドクターがつけた場合は最悪で、治療への集中力を保てなくなるのです。
 
院内の情報共有ツールも同じです。
マニュアルや学習資料、ミーティング報告、連絡事項を共有できるなど便利なツールではあるのですが、「発信したから共有されている」と考えるのが間違いであって情報量が増えれば読まない人が増えて本来の目的は達成されなくなるのです。
 
 
それらの大きな原因は「人が理想の行動を習慣化させることは簡単ではない」ということです。
特に「理想の行動が出来るように毎日意識しましょう」と幹部が言っても「理想の行動を意識する習慣が身についていない人」にっとってハードルが高く、いつまで経っても課題がクリアできないのです。
 
 
そんな時に院長が考えるべきなのは「行動科学」の考え方です。
それは意識しなくても習慣化されていなくても皆が自動的に実行してしまう仕組みを作るのです。
情報共有ツールを見ない人が一定数いるなら、朝ミーティングで無差別で「〇〇さん、昨日新たに共有されていた情報を簡単に説明してもらえますか?」と指名するようにすれば、自分が指名されるかと心配になって昨日追加された情報はないかと見るようになるでしょう。
 
 
他にも院内の6S(安全を含む)の推進も時間が経てば理想の品質がキープできなくなっていきます。
6S品質を点検するチェック表を作成して品質を保とうとすると、スタッフはしだいに一つ一つの項目を厳正にチェックすることを怠る様になっていく。
目視で手早く確認しまとめてチェック表にチェックマークを記入する為、チェック表が形骸化していくのです。
 
だから、こういった場合には6Sの大切さを一番理解し実行している人が抜き打ちでチェックするようにし、リーダーに結果を報告する様にするのです。
もちろん、高い品質で実行できている場合にはその部署のリーダーの評価が上がることになる。
 
一般的には出来ていなければペナルティ(注意)となりがちですが、ペナルティによる動機づけは上手くいきません。
「今月、一番6Sを実行できていたのは〇〇先生のチームです」「みんなで拍手しましょう」と発表した方が良いと思います。
 
 
 
組織づくりの根幹はもちろん「人」です。
だから「理屈」「権限」だけではなく、スタッフを委縮させずスタッフが「そうしたい」と思う様に関わらなければ上手くいかないのです。
 
 
 
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