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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の医院承継で二代目院長が覚悟するべきこと  [2023年04月20日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院の事業承継はこれから歯科医師のボリューム層が10年位かけてリタイアしていきますので増えていきます。
しかし歯科医院で扱う治療が時代に合わせて進化していない医院では買手が現れない。
そして時代に合わせて進化させてこられた医院では買手のドクターを比較的見つけやすくなっていくのです。
 
 
ただ、その場合には二代目を担う院長の「器の大きさ」が問題になる。
先代の院長のトップダウンリーダーシップが強ければ強いほど、チームメンバーはそのリーダーシップに惹きつけられてまとまっていますので、二代目院長はどうしても先代に比べて見劣りしやすくなるのです。
 
 
二代目院長が何かの方針を出した場合でもスタッフは「先代院長なら違う判断をされた」と不満に感じてしまう。
すると二代目院長は自尊感情が下がり「自分がリーダーであることをチームメンバーに認めさせよう」とトップダウン型リーダーシップを強化して今までと違うことを始めてしまい、チームの輪が乱れていくのです。
 
 
 
しかし、どんなやり方をしても若い二代目院長が先代院長を短期間で超えられるはずもない。
だから先代院長が医院に残っているうちに二代目院長が権限を委譲されたプロジェクトで成果を残し、それを積み重ねていき、チームメンバーの心の中に「このドクターが院長を引き継ぐのなら支えていきたい」という信頼を勝ち取らなければならないのです。
 
 
二代目院長が医院を引き継いでも、チームメンバーの心を引き継げている訳ではありません。
立場的には経営者と従業員ですが、立場を使ってチームメンバーをコントロールしようとするとチームがバラバラになり退職の連鎖を生む結果になるのです。
 
 
 
 
歯科医院を引き継ぐ二代目院長にとって不可欠なのは「まだ院長として認められていない」という認識であり、自分の言動によってチームメンバーからの信頼を勝ち取ろうとする謙虚な姿勢です。
 
スタート時点では先代院長にかなわないのは当たり前。
だからチームメンバーから「まだ院長としては未熟だけど、歯科医療に取り組み姿勢や患者やスタッフに接する姿勢は尊敬できるので応援してあげよう」と思ってもらえるのかですべては決まるのです。
 
 
「守・破・離」から言っても先代院長の領域に近づかなければ「破」の領域には進めない。
勘違いすれば大きな打撃を受け、立て直すのに長い時間がかかるのです。
 
 
 
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