おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科の院長はリタイア方法とリタイア後のプランを明確に出来ているか?と言われると、私の開業医団体に勤務していた時代の経験から言って「明確にして計画を着実に進めておられる院長は2%(1,400件)もいない」と思うのです
そんな中で私が院長はリタイアまで全力で走り抜ける必要があると言う理由は、
・歯科医療ニーズが変化しており、時代に合う診療をしていない医院を買いたいという人はいない〈子どもも含め)
・親子間承継は未知数なので第三者売却も選択肢にいれて経営する必要があるから
・時代に合った治療をしていない医院は人材確保にも苦労するから
・医院を進化させながら承継しなければかかりつけ患者とスタッフを守れないから
・第三者承継で高く売れる医院を作らなければ逆に廃業コストがかかるから
・勢いがあるまま歯科医院を売却することで院長のリタイア後プランを充実させることができるから
などです。
また、私が院長をサポートするのは、リタイアされた時と人生を終えられる時に「ああ、充実した歯科医師人生を送れて幸せだった」と感じてもらう為です。
ご自分のことより患者やスタッフを優先されていた院長が多かった為、「地域のプライマリケアを支えてこられた院長も、もっとご自分を大切にして幸せな人生を送れるべき」と開業医団体に勤務していた時代に思ったことが源泉なのです。
院長が歯科医師として満足な人生を送られる為に必要不可欠なのが、
・歯科医師としての臨床の充実と歯科医院経営の成功
・院長ご自身のライフプラン(リタイア後を含む)の充実
その為には第一段階でリタイア時期からの逆算で歯科医院経営を組み立てるべきであり、リタイア時に医院価値を最大化させる必要があるのです。
年齢とともに臨床の質を向上させていく意欲がなくなり、それに合わせて経営もジリ貧になっていく歯科医院も結構見てきました。
その原因は「もうこれ位で良いかな」と院長が目標を見失いモチベーションダウンしたことであり、ジリ貧になった医院を誰も引き継ぎたいとは思わず、結構な額の廃業費を負担しなければならなかったのです。
患者や医療、スタッフのことを考えてご自分のライフプランの充実を後回しにされている院長は多い。
しかし、それでは「患者よし」「スタッフよし」「院長よし」のうちの「院長よし」が抜けてしまい三方よしにはならないのです。
ぜひ、ベテランの院長先生も今からもう一度開業される気持ちになって頂き、目標を明確にして第一段階のゴールである「リタイア⇒承継」まで全力で走り抜けて頂きたいと思います。
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00