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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院のスタッフの”やる気”に誰が責任を持つの?  [2023年04月12日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
①歯科医院の院長から漏れ聞こえてくる「うちのスタッフはやる気がない」という言葉。
②そしてスタッフから漏れ聞こえてくる「いまの職場での仕事に遣り甲斐を感じられない」という言葉。
 
では、どちらの主張が正しいのでしょうか?
 
 
 
ここで考えてみたいのは「目標を達成する為に必要なモチベーション」を生み高めるのは誰に責任があるのか?ということ。
院長はスタッフに責任があると考え、スタッフは院内の環境を作り自分に役割を課した院長に責任があると考えていることが分かるのです。
 
 
院長もスタッフも現状で感じている閉塞感を打開できずに、その責任を相手に押し付けることで自分の心を安定化させている。
しかし「誰が正しいのか?」で考えてしまうと両者とも現状から抜け出すことができず、問題発生の原因を相手に求める「原因論」によって状況は悪化していくのです。
 
 
 
ここで本来必要なアプローチはソリューションフォーカスフォーカスアプローチであり「どうすれば理想の状態に近づけるのか?」という視点なのですが、感情的にコンフリクトしている両者とも「原因論」に固執してしまうのです。
 
 
歯科医療従事者として社会人として必要なのは院長もスタッフも「自責」の立場に立つことです。
理由は他人を変えることはハードルが高く自分を変える事の方が容易であるからですが、殆どの人は「自分は正しいのに何故変える必要があるのか」「相手が頭を下げて対応を変えるべき」と考えますので上手くいかないのです。
 
しかも、両者のコンフリクトは表面化しておらず互いの心の中で発生していることが多い。
だから厄介なのです。
 
 
 
しかし、双方から丁寧に話を聴いていくと目指している「理想の状態」は似ていたりする。
だから私が組織づくりに関わる場合にはどちらか一方を正当化してもう一方を否定するのではなく、すれ違っているベクトルを段階的に合わせていく為の作戦を考える。
 
一方を否定しても否定された人の感情的な問題の解決はされずに組織にとってプラスには働かないからです。
 
 
 
多くの場合はコミュニケーションが足りていない事から院内で問題が発生する。
多くを語らず「言わなくても理解して欲しい」タイプの男性院長が多いのですが、メンバーの大半を占める女性スタッフは①セロトニンの生成量の少なさをコミュニケーションで補う②男性よりコミュニケーションに関する脳の部位が発達している、などの理由から「コミュニケーション」によって人間関係や心の安定性を築いているのです。
 
 
 
コロナによって院内のコミュニケーション量が減少した時期には、その影響が色濃くでました。
だから院長は院長とスタッフ間だけでなくスタッフ間のコミュニケーションが円滑であるのかも配慮する必要があるのです。
 
スタッフのやる気には院内のコミュニケーション量と質が大きく関わっている。
そして、院内で発生する多くの感情的対立もコミュニケーションを深めていく中で「誤解」へと変わるのです。
 
 
 
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