おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院では規模が大きくなればなるほど仕事量が増えていきます。
開業したときは労務管理なども院長がおこなっていたものが外注したりスタッフに一部の役割を任せる様になっていく。
それでも医院規模の拡大によって院長が忙しくなってくるとルーチン作業以外の仕事も単発でスタッフにお願いすることになる。
しかしその時に注意が必要なのです。
それは、スタッフの仕事量が受け入れ可能量を超えていないかということ。
仕事には「年次」「月次」「週次」「日次」「単発」のものがあり、仕事をお願いするスタッフの仕事量も変化します。
そこに院長から頼まれた仕事が入ってくるとスタッフによっては断れずにキャパをオーバーしてしまうのです。
仕事は頼みやすい人に多く流れる。
そして仕事を頼みやすい人は「立場的に仕事の依頼を断れない人」なのです。
一人が頼む仕事はそんなに時間がかからなくても、複数の人が複数回頼んでいけば依頼者の予想を超えた仕事量になることに気づかない。
以前、関東の歯科医院からスタッフ向けの講座をご依頼いただきワークをしている時に、
周りのスタッフから「仕事を頼んでも頑張ってやってくれます」と評価されたスタッフが、「仕事が多くていっぱいいっぱいになっていても断れなくて・・・」と泣き出したことがありました。
頼むほうからすれば「時間のかからない簡単な作業」ですが、それを受けるスタッフによっては優先順位をつけ周りの力も借りて仕事を熟せる性格タイプではないことが多く、キャパをオーバーしてしまう。
だからその人が抱えている仕事量と忙しさを把握して調整していく機能が必要になってくると思います。
DHAなど、複数のDHから仕事を依頼されるポジションの場合には「頼める仕事内容」「1日の仕事量」などを明確にしないと危険性が高いと思います。
また、仕事を多く依頼するDHと「DHAが忙しそうなので頼めない」DHに分かれますので、そこにも配慮が必要なのです。
「仕事を頼みやすい人」は断れない人である場合が多い。
私がスタッフにおこなう個性診断でも「嫌なことであっても断れない」を選択する人が結構いますので、気をつけてくださいね。
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00