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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院では売上が下がる前に対策をするべき理由  [2023年04月07日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の経営状態を正確に把握するには各種の数値を時系列に並べて分析していく必要があります。
ただし売上の状況を見ながら対策を考えるのはNGなのです。
売上は結果です。出てしまった結果は変えられないので結果に繋がるプロセスをチェックして対策をしていくことが必要。
その為には売上の変化に繋がる項目の数値をセンサーとして測定し、売上に大きな影響が出る前に対策をすることが大切なのです。
 
 
 
売上が増えたり減ったりしたとしても院長は一時的な要因だと考えてしまうことが多い。
その前段階にセンサーを設定していない為にジワジワと進む変化を捉えることが出来ないのです。
 
 
 
例えば、ネットでマイナスの口コミを書かれるのはとても迷惑ですが(口コミが正しいとは限らない為)、10件のうちの2~3件は医院の実態を反映している場合があります。
そんな時に、院長が実態を調べて改善をしていくのか迷惑口コミだと無視するのかで今後に影響するのです。
一般的な対応としては「マイナス口コミにも真摯にコメントを返す」ですが、その後の対応が大切なのです。
 
 
 
それ以外にも「中断患者数」はどの段階で中断が発生したのかによって、どこを改善していくべきなのかが見える化できます。
過去に中断患者を追跡した時には同じポイントで多く中断していることが分かったりもしました。
 
それ以外にも「検査数」「コンサル数」なども間接的に結果である売上に影響を及ぼしますし、治療単価や実日数の変化にも経営上の意味があるのです。
 
 
 
実際には売上が下がって院長が「どうしよう」と感じた時には問題はかなり進行していることが多い。
だから、その段階から対策を始めても回復するまでに時間がかかることになる。
これから起こるだろう問題を事前に予測し、対策はできるだけ手前でおこなうことが経営の鉄則なのです。
 
 
比較的、短期間で結果に繋がり易い外部マーケティングにおいても院内の経営資源が足りていないと短期間では経営的成果に結びつかない。
例えばリスティング広告を使ってホームページのページビューやコンバージョン率を上げたとしても、枠を任せるドクターや歯科衛生士が足りなかったりまだ育っていないなどの理由で売上に結びつけられない等のケースが多いのです。
 
 
その状況を立て直すには「今から経験がある人材を確保できるのか?」という判断や「他に売上を回復させる戦略はあるのか?」を考えなければいけませんし、対策をしても成果が出始めるのに時間がかかるのです。
 
 
 
だから院長は、「今の状況から考えて3~5年後にどうなっているのか?」を予測し、早い段階で対策を打つ必要があるのです。
 
例えば、岸田政権の新しい資本主義政策(ステークフォルダー資本主義の一種?)一つを見ても、これから医療や介護に入ってくる人材が大幅に不足することが分かります。
ただでさえ、高齢化によって「必要な労働者数」が増えて医療介護のマンパワーが不足すると言われてきたのに、リスキリングの推進によって更に人手不足に拍車がかかるのです。
 
 
このこと一つをとっても歯科医院の発展に必要な人材を確保していける歯科医院は限定され、マンパワーが足りないから効果的な経営対策が打てない歯科医院が続出するようになると予測できる。
 
 
さて、院長がいま行うべき経営対策は目白押しです。
先生はどうされますか?
 
 
 
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