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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院で設備投資の無駄遣いを減らす為に取り組むべきこと  [2023年03月20日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院ではお金を使うべきことと使うべきではないことに分かれます。
 
使うべきなのは歯科医師や歯科衛生士などの国家資格者の採用と育成、そして治療技術の向上、売上に繋がる仕組み(設備)の導入などですが、ここに投資をしても売上増に結びつけられない院長は結構多い気がするのです。
 
 
例えば歯周病安定期治療での施術・管理経験が3年以上ある歯科衛生士を採用し衛生士ユニットを増やせば年間の売り上げ増は計算できます。
しかし、歯周病の症状のある患者を動機づける仕組みがなければ衛生士枠が増えても埋められませんし、歯科衛生士に患者を満足させて離脱させない技量がなければ衛生士枠に移行する患者を増やしても”かかりつけ患者数”は増えていかないのです。
 
 
 
 
それと同様に一部のドクターが導入して自費治療を増やしている治療システムもそれを扱う者の技量が足りなければ成果に繋げられない。
そんな感じで経営的成果は出せないのに毎月のリース料は支払っている医院が多い気がするのです。
 
 
そうです。医院の一番の無駄遣いは「活用力」を育てずに仕組みを導入することです。
導入するのに1000万円以上する設備や仕組みが結構ありますが、導入するにはその前にチームメンバーを鍛え上げ医院のステージを上げておく必要があります。
しかしどうも本質を磨かずに道具や仕組みに頼ろうとするのです。
 
 
 
まあ、ゴルフなどのスポーツも練習よりも道具に頼ろうとする場合が多いので、道具に頼ろうとする傾向が人間にあることは間違いない様です。
 
 
また、設備の買い替えのタイミングも早い医院が多い気がします。
昔は税金を減らす為に減価償却費が下がってきたら新しい設備に入れ替えるという無茶をしても経営的に維持出来ましたが、これからの時代は設備を丁寧に扱って長く使う必要がある。
減価償却費が下がることによって資産が生み出す利益を増やすことが大切なのです。
 
もちろん、勝負のタイミングでは思い切った設備投資が必要ですが、それを正しく判断できる院長は少ないと感じます。
 
 
 
 
内科などの医療機関よりも設備や人への投資が多く経常利益率が低い歯科医院では、投資を効果的にして成果に繋げることが欠かせません。
それが出来ないといつまで経っても収益構造は改善できず、院長がおこなう経営対策によって更に状況は悪化していくのです。
 
 
 
その設備はどの様に患者に喜ばれ紹介患者の獲得に繋がるのか?
設備や仕組みを導入することで大切なことに使う時間が圧縮され、患者とのコミュニケーションが圧迫されていないか?
 
 
医院のブランドをトータルに設計しブランドの治療コンテンツの品質やイメージを強化する為に設備や仕組みを導入するのが基本。
事業者に勧められたり友人の院長が使っているから設備を導入したいと考えるのは経営的な成果を出せている院長がやることなのです。
 
 
これから人件費や広告費などの経費が増えていく時代において、いわゆる「設備費の無駄づかい」は歯科医院経営の命取りになる。
 
だから治療技術やコミュニケーション技術を磨き、チームメンバーを育て、仕組みや設備を扱える力をつけることに真っ先に取り組む必要がある。
それを怠ったまま設備を導入しても宝の持ち腐れとなる。
 
そう感じるのです。
 
 
 
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