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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院のチーム作りと”農場の法則”との関係とは?  [2023年03月15日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
名著というのは読み返すたびに新しい気づきを与えてくれると感じます。
「7つの習慣」に出てくる「農場の法則」で、「農場は自然のシステムである。必要な務めを果たし作業を行わなければならない。蒔いたものしか刈り取ることはできない。そこに近道はない」と書かれています。
 
そして「学校の様な人工的な社会システムの中では、ゲームのルールを学べば、短期的に誤魔化すことができるかもしれない。(中略)しかし、長期的な人間関係においては、こうした二次的なものだけでは何ら永続的な価値を生み出すことはできない。あなたに本当の誠実さや人格の良さがなければ、人との関係において大きな問題に直面した時、あなたの本当の動機が表面に表れ、その結果、人間関係が壊れ、それまで得ていた見せかけの「成功」を失ってしまうだろう」(以上、「7つの習慣より引用)。
 
 
 
このことは、人間関係の塊である歯科医療チームの構築においてもそのまま適用できると感じます。
院長が理念(ミッション、ビジョン、バリュー)を言語化して経営計画を立てなければチームメンバーに目標達成へのモチベーションは生まれません。
そして院長が経済的に満たされてビジョン達成へのモチベーションが下がれば瞬時にスタッフに伝わり、目的達成へのモチベーションが下がることで患者対応にそれが表れ、経営的にもマイナスの影響を及ぼす様になる。
 
二次的なマーケティング技術を使えば一時的に経営的な成果を出すことは可能ですが、長期的には「農場の法則」通りに永続的に成長できず見せかけの成功は崩れ始める。
 
 
ただ、農場の法則に従って地道に院長の人間性を高め、チーム作りを地道に続けていても、ちょっとした油断から必要な務めを省けば組織は崩れスタッフが退職していく。
だから、その部分を修正しながら失敗もしながらもチームメンバーと一緒に理想を追いかけるしかないと思うのです。
 
大切なのは院長がチームメンバーを頼ること、
そしてコントロールしようとせずに一緒に考えて悩んで前進すること。
 
そうすれば泥まみれになっても理想を追いかけようと頑張る院長をチームメンバーは応援したくなり、気づけばグループからチームに変わることが出来ているのです。
 
 
 
まだまだ二次的な要素に頼ろうとする院長が多い気がします。
しかし、院長がそこから抜け出す決意をして泥まみれになる姿をチームメンバーに見せ続けなければ長期的な成功は実現しないのです。
 
院長がスタッフから尊敬される存在でいるか。
人をコントロールするより自分をコントロールできる様になることを優先できているか。
掲げた理想へと向かう為に努力する姿をチームメンバーに見せ続けることが出来ているか。
 
院長にそれが出来なければ心が育ったメンバーから自分の理想を実現できる場所を求めて旅立っていくのです。
 
 
 
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