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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の日常診療において医療の安全が崩れる瞬間とは?  [2023年03月06日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院に限らず医療においてインシデント(ヒヤリハットを含む)は少なからず発生します。
歯科医院の日常診療でもアクシデントに繋がらないようにレベル0~1のインシデントから減らす取り組みをされていると思いますが、どうもスタッフの安全意識が弱い気がするのです。
 
 
インシデントが発生しやすい環境として挙げられるのは、
 
・ベテランのスタッフが急病で休んだがアポイントがいっぱいな時
・退職後のスタッフ採用によって日常診療に不慣れなメンバーが増えた時(または不足している時)
・定期的に「医療安全」についての学習や話し合いがおこなわれておらず日常診療に慣れてしまった時
・医院のオペレーションが変更になった時
・複数のメンバーが一つの作業を交代しながら受け持つ時
・忙しくて日頃はおこなう治療のSTEPを省いた時
・医療安全マニュアルが形骸化してきた時
 
などでしょうか。
 
 
 
連携作業のミスの調査では「〇〇さんがやってくれていると思った」という言葉が出てきますし、「いつもは必ずおこなう作業をその時だけは省いた」ということもインシデントに繋がっています。
 
 
 
整理・整頓・清掃・清潔・躾(5S)に安全を加えた6Sの基準を厳しくし、それを代々受け継いでいけているのか?
 
その事が他の医療の取組みを進めるうえでもチームの基礎的な能力(管理力)となる。
 
院内の空きスペース(?)に誰かがモノを置き出すと他の人も置くようになるし、基準を常に確認して修正していかないとアッという間に緩んでしまうのです。
 
 
歯科医療として優先される行動規準の最上位にある「安全」。
しかし、その安全は一瞬にして崩れ去る危険性を持っているのです。
 
 
 
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