おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
プロスポーツの世界もビジネスの世界も道具やツールがどんどん進化しています。
ゴルフクラブでもそうですが、30年前はキャビティアイアンであっても芯に当たらなければ飛ばなかったものが最新のアマチュア向けアイアンは芯を外れてもそこそこ飛んでくれる。しかし、その「優しさ機能」がプロにとっては扱いが難しい様なのです。
医療の世界にも診療の質を高める為の医療機器や治療説明やカウンセリングの質を高めるツールがありますが、結局はそれを扱う人の能力とソフト面の作り方によって出せる成果が変わるのだと感じるのです。
具体的な例をあえて避けますが、他の医院で上手くいったことを自院で同様の成果を出す為にはそれを扱う人の能力が同等以上であることが必要。
メーカーの担当者は「〇〇先生の医院で患者に大好評で患者も増えて自費治療を選ぶ患者も増えました」「〇〇医院で使っているツールも提供してもらえますし、実際にやっているのを見学できます」と言ってきますので、院長は「このシステムを導入したらうちでも患者が増えて・・・」と想像しがちなのですが実際には同様の成果を出せない事が多い。
このことはカウンセリングなどのコミュニケーションシステムの導入も同様です。
コンサルなどに教わったカウンセリングシステムを使って担当のスタッフが患者に説明やヒヤリングをしているのを何回も見ていますが、同じツールを使ってもカウンセリングのレベルが違い患者の反応が驚くほど違うのです。
ドクターや歯科衛生士の治療(施術)も患者コミュニケーションも、機器やツールを扱う人の能力を磨かなければ成果に繋げることが出来ない。
プロスポーツプレーヤーが心技体を鍛えて結果に繋げる様に、歯科医療従事者も必要な能力を鍛えないと医療機器やツールを使って成果を出せないのです。
様々な医院で医療機器システムやコミュニケーションツール、マーケティングツールを導入しても使いきれていない。そういう失敗談を聞くたびに「ゴルフ道具と同様に器に合ったものしか成果に繋げられないのにな・・・」と思うのです。
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00