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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の効果的なリーダーシップは医院によって違うって?  [2023年02月17日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院で院長が一番能力が高ければ院長がすべてを決めれば成功する確率は高いでしょう。
 
しかし、スタッフ数が増えてくると院長一人で背負いきれなくなるのと院長一人に決済権が集中するとチームメンバーがリーダーシップを発揮する経験が出来なとことから組織化をして権限を委譲することが必要になります。
 
 
 
ではどれ位の階層をつくれば良いのかと言えば答えは医院によって違うのです。
 
医院経営に必要なリーダーシップの種類はその時々で変わります。
メンバーの成長度が高ければマネジメントはサーバント的にして緊急時以外はトップダウンを抑えた方が良いですし、アメーバー組織を作って自走させることも可能になる。
 
 
しかし、メンバーの成長度が低ければトップダウンが必要ですしコーチングより先ずはティーチングで鍛えなければパフォーマンスが低いチームから抜け出せない。
組織化の前にチームメンバーを鍛え上げないとチーフを決めても階層化しても機能しない。
 
だから院長とチームメンバーの現時点の成長度やメンバー特性を見てどんな組織形態がパフォーマンスを最大化できるのかを判断する事が大切なのです。
 
 
 
実際には院長もチーフもトップダウンリーダーシップが苦手であったり、院長は得意でもチーフが苦手だったりします。
だからチーフが課題達成型でなくても集団維持を得意としているのであれば、サーバント型をベースに組織づくりをおこうことが必要なのです。
 
チームメンバーの能力を100%発揮できる組織の在り方を院長は模索して作り上げる必要があります。
リーダーの選び方も権限の与え方も階層を作るかどうかも医院ごとのメンバー特性や成長度によって違うからです。
 
 
 
歯科医院の組織づくりにも流行がある様で、ご自分の医院のスタッフマネジメントが上手くいっていないと今までのやり方と真逆のやり方を取り入れようとする傾向がある。
しかし、組織づくりとはブレずに地道に積み上げていくものでありチームメンバーの成長も同様なのです。
 
院長は外部刺激によって組織やチームメンバーが劇的に変化することを望みがちですが、じっくりと組織やスタッフが成長していることが見えていないのだと思います。
 
例えば私がカリスマ的なトップダウンリーダーシップを使って外発的にチームメンバーを動機づけることはできますが、院長やチーフが同じように出来ない事をやっても日常診療に戻ればスタッフのテンションは一気に下がるので意味がない。
 
院長やチーフが得意にしていて組織の特性に合ったやり方をベースに構築しないと私の自己満足に過ぎないのです。
 
 
 
だから経営セミナーで学ぶスタッフマネジメントの「型」は参考にはしてもそのまま落とし込もうとしてはいけない。
また、院長が苦手にしているリーダーシップの型を使おうとしても長続きはしませんので、ご自分がどんなリーダーシップの型を得意にされているのかを考えてみてくださいね。
 
 
 
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