おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院の経営対策では「短期・中期・長期」で考えておく必要があります。
長期のビジョンを基に中期の経営計画が決められ短期の経営計画とアクションプランを実行することによって長期ビジョンの達成確率が向上するからです。
しかし、多くの歯科医院は長期のビジョンもなければ中期経営計画も作成しておらず、作成しても達成の根拠が準備できていない「願望」的なものが多い。
だから経営計画を立ててもお飾りになり少し計画が狂っただけで計画書は使わなくなって棚にしまってしまうのです。
未来の歯科医療がどうなるのか?
国の医療政策は未来をどう描いているか?
開業地の人口構成や地域経済は2040年にはどうなっているか?
3年後5年後に先生の歯科医院はどうなっていたいのか?
長期ビジョンと中間目標はどこか?
そこを明確にして初めて「いま何をするべきか?」が見えてくるのです。
ジワジワと変化を続ける歯科医院の経営環境に「対症療法」で経営対策をおこなっていれば「先生の歯科医院の口腔内」がどうなるのかは、歯科医師である先生が一番詳しいでしょう。
自動車産業が100年に一度の変革期であるように、歯科医療における需要が変化し国の重点政策が変化している時代において歯科医院経営も大きな変革期にいるのです。
だから、その変革の方向を読んでスピード感をもって医院を変革する。
医療費抑制政策が強化され診療報酬の総枠が縮小していく時代において先生の歯科医院が生き残るには何が必要なのかの答えを先生自身が見つけなければならないのです。
答えば、
・医院の創業理念
・開業地の歯科医療需要と変化
・開業地の地域経済予測
・開業地の人口動態
・選択した収益モデル
・医院の経営資源
・競合歯科医院が取る戦略との差別化(ポジショニング)
・ドクターとスタッフの治療や施術技術
によって違います。
大雑把に言えばランチェスターの「強者の戦略」と「弱者の戦略」のどちらを取れば良いのかを先ずは考える必要がありますが、経営環境や資源が院長ごとに違うので生き残り方も院長一人一人で違うのです。
どちらにしても、経営対策は毎日の積み重ねでスピード感をもって実行しないと成果を出せない。
もう国が保険医療機関を守ってはくれませんので「自助」しか未来を切り拓く道は無いのです。
先生の医院は3年後どうなっていて、その為に今月は何を達成されますか?
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
Posted at 05:00