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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長が身につけるべき経営スキル 収益モデルの選択  [2022年12月07日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私は「事業継承を考えるのならばリタイア時期まで時代に合った歯科医療を提供しなければならない」と考えています。
時代と共に歯科医療需要は変化し患者が求める「価値」も変化していきますので時代に合わない診療をしている歯科医院を承継したいと考える若手のドクターはいないと考えるからです。
 
 
だから院長は開業されている地域において、これから10年間需要がある治療は何なのかを見つけなければならないのです。
そしてどの収益モデル(バトルフィールド)で闘えば医院の強みが活かせて地域的に優位に立てるのかを考えるのです。
 
 
 
しかしユニット3台の医院と7台以上の医院と15台以上の医院では戦略は違います(台数は単なる目安)。
ユニット3台では取れる戦略が限られますので周りの強豪医院と同じことをしては生き残れません。
 
だから、
・ドクターの治療技術
・認定資格
・地域に多い所得層
・地域文化
・開業立地
 
などを考慮して大きな医院が手を出さない収益モデル(超効率経営、自由診療、ニッチな治療など)を選択するのです。
 
 
 
ユニット7台を超える場合には競合する医院も増えます。
大きな歯科医院は地域需要が多い治療コンテンツを狙いますので、中規模の歯科医院は拡大路線で地域シェアNO1を取りに行くのかポジショニングを変えて大きな歯科医院との差別化ができる収益モデルを選択する必要があるのです。
 
マーケットシェアを取るにも人材を確保するにも優位には立てない規模ですので注意が必要です。
 
 
 
ユニット15台以上の大きな歯科医院は攻めてシェアを取りに行くしかありません。
大きな歯科医院としてのブランドを何で築くのかを明確にして徹底的に磨いていく。患者の頭の中に築かれるエボークトセットでNO1を勝ち取ることが大切でありシェアを取って地域的優位に立つ必要がある。
例えば地域住民に「矯正治療ってどこの歯科医院が浮かぶ?」と聞いたら1番目に出てくる割合を増やす必要があるのです。
 
これから超大型歯科医院が進出する可能性がある地域では特に注意が必要です。
 
 
 
また、高齢化が進んでいますので「訪問歯科」も選択肢に入りそうですが、訪問歯科で地域の医療介護ネットワークに足場を築いて地域シェアを取るのは片手間では出来ません。国はマンパワーが足りていない歯科医院に地域包括ケアや病院との連携を任せるのは無理があると感じており、病院歯科の強化に動き始めているからです。
 
 
 
これからは収益性が確保できる収益モデルを選択することが何よりも大切になります。そして選択した収益モデルでどんなブランドイメージを地域住民の頭の中に築くのかを院長が考えて経営対策をしていくことが重要。
 
でないと、臨床の質を高めて地域の患者を健康にしていきたいと願う院長の思いが実現することなくジリ貧になっていくしかないのです。
 
 
まずは、医院の収益構造を調べて問題点がないのかを洗い出して対策を始めてくださいね。
穴が開いた船ではいつか沈んでしまいますので。
 
 
 
 
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