おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が開業医団体で勤務していた時に交流があった院長は臨床には真摯に取り組まれるが経営に関してはよく分からないと仰る方が多かったです。
しかし30年前ならそれでも十分経営していけたのですが、
・40年前から国が保険医療の縮小化を始めた
・歯科医療需要が徐々に変化してきた
・保険診療(う蝕治療)の収入が下がり始めた
・人件費などのコストがジワジワと上がってきた
・人材確保の戦国時代が始まった
・日本国民の中間所得層の貧困化が進行
・地域によっては少子高齢化に歯止めがかからない
・経営についても重視する若い院長が増えてきた
・歯科医院の大型化が始まった
・強者の戦略でマーケティングを進める院長が登場した
等々、経営環境が変化してきたことによって今までと同じことをやっていてはジリ貧となってしまう時代になったのです。
それでも院長によっては今まで通りコツコツと臨床の質を高めながら、来院してくれる患者を大切にしていきたいと考えられる方もいらっしゃるでしょう。そんな零細規模歯科医院の院長は「超効率化経営モデル」を選択すれば生き残れる確率は上がるでしょう。
しかし、問題はいま登場しつつある「超大型歯科医院」の影響をマーケティング的に色濃く受けてしまう規模の歯科医院。
「同じ商品を扱うのならブランド力があって大きなお店がシェアを取る」の法則通り、近くに超大型歯科医院の分院が開業すると患者の一部が転院してしまう可能性が高いのです。
対策としては超大型歯科医院と戦略を変えて闘うかニッチなポジショニングで差別化するかしか方法はない。
これから歯科医院がどんな経営環境で生き抜いていかなければならないのかをご存じの院長は68,000件のうち多分1割もいない。
だから、明日から「歯科の院長が身につけるべき経営スキル」について書いていきたいと考えています。
そして地域の患者とスタッフの未来そして先生とご家族の未来を守る為に、少しでも経営の知識を身につけていただける院長が増えたら良いなと思います。
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
Posted at 05:00