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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院も個人も自責で生きる人だけが上手くいく不確実な時代  [2023年01月18日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
①生理的欲求→衣食住の満足↓
②安全欲求→経済的安全、健康↓
③社会的欲求→働く職場、所属するコミュニティでの安心感↓
④承認欲求→遣り甲斐、自己重要感の充足↓
⑤自己実現→能力の発揮、自己表現
+利他
 
 
マズローの欲求5階層説を見ながら色々と考えると学びが深いと感じます。
「自己実現→利他」まで辿り着ける人は少ないと思いますが、人が遣り甲斐を持って働けるようになると日本社会も良くなると思うのです。
 
 
ただ、歯科医院のスタッフもそうですが、「欲求の実現」を自責だと考えて勝ち取っていく人と、他責にして「与えてもらう」ことを求める人がいる。
 
 
院長がチームメンバーの欲求実現の為に育成環境を整備したり賃金を上げて労働環境を改善しようと奮闘されるのは経営者として素晴らしいと思います。
ただ、チームメンバーが与えてもらうことを当たり前だと感じてしまい、欲求実現の階段を自分の脚でよじ登る為の努力を怠れば医院(患者)にとっても本人にとっても不幸だとも思うのです。
 
何故ならこれから国や地方行政による保護がどんどん無くなっていき、「自責の時代」に入るからです。
自分の脚で立って、院長の助けなしに階段を登っていけるようにチームメンバーを育てられるか?
 
それが歯科医院の院長にとって一番大切な仕事になる。
 
私はスタッフに「時間内労働によって報酬をもらう人になってはいけない。自分が出した成果によって報酬を得る人になりましょう」と話します。
サラリーマン気質の人間では歯科医療従事者として一流にはならないからです。
 
 
 
日本社会も大増税が予想され、これから金利が上昇すれば異次元の緩和策と逆の現象が起こります。
そんな時代を乗り切る為には院長だけでなくチームメンバーひとり一人が自分の脚で立って階段を登れるようにしなければ、
 
・地域医療
・患者の健康
・メンバーや院長の自己実現
・メンバーや院長の生活
 
を守ることが出来ないのです。
 
 
院長が「理想実現の旗」を高く掲げ、チームメンバーを鼓舞しながら船を大海原(不確実な時代)に漕ぎ出すことが出来るか?
そして乗組員を自分の能力と行動で成果を出せる人に育つように導くことが出来るのか?
 
医療面と経営面で結果を出せるチームメンバーが育った医院だけが、これから予想される経営環境の変化に対応できるのです。
 
 
 
 
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