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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院のスタッフマネジメントを改善するヒント  リーダーシップ  [2022年12月01日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院に関わらず組織を動かす為にはリーダーシップが不可欠です。
しかし、リーダーシップにも色々な種類があり日本人が思いつく「俺についてこい」的な強いトップダウンリーダーシップには一長一短があるのです。
 
最近のリーダーは1パターンではなく状況に応じて様々なリーダーシップを使い分けることが求められますので注意してくださいね。
 
 
 
医院全体のリーダーは院長ですが各部署のプロジェクトを進めるのはプロジェクトリーダーです。
 
プロジェクトリーダーの役割は、
・プロジェクトの目的達成に必要なメンバーを招集すること。
・医院が目指す目的を達成することの価値をチームメンバーに語り共感を得ること。
・必ず目的を達成することをリーダー自ら宣言すること。
・医院が目指す目的達成の為の行動にチームメンバーを導くこと。
・メンバーそれぞれの個性を見抜き、持てる力を最大限に発揮させること。
・迷ったり悩んだりしているメンバーの相談にのり鼓舞すること。
・プロジェクトの進捗状況と見通しを共有し、ゴールまで全力で走っれる様にサポートすること。
 
そして、必ずゴールに到達させることがリーダーに求められるのです。
 
 
 
プロジェクトによっては院長がトップダウンの割合を増やし、経営幹部が育ってきていれば院長はトップダウンではなくサポート役に回り、経営幹部がゴールに到達できる様にアドバイスする方が良いのです。
実際にはこのアドバイスさえも不要であることが多い気がします。院長のアドバイスは指示だと受取られやすく、経営幹部の裁量権を大きく抑制してしまうからです。
 
 
 
最終的には経営幹部に任せきって院長が口出ししない領域を増やすことが組織化には必要なのですが、実際には経営幹部に任せたはずのプロジェクトに口を出したり、経営幹部の頭越しにスタッフに指示をしたり(二重権限)、権限の委譲が後戻りする医院もあるようです。
スタッフも院長に言えば自分の意見が通ると思うものは経営幹部ではなく院長に直接言います。院長もその時に「〇〇さんに任せているから判断を仰いで」と言えば良いのですが、院長が判断したり経営幹部に指示したりするものですから、いつまでも権限が誰にあるのかが明確化しないのです。
 
 
 
リーダーは自分が持つ権限(役割)に止まるのではなく、リーダーになった瞬間から次の世代に引き継いでいくことが求められます。
権限は決して「地位」として与えられるものではなく「役割」に付属しているものですので、そのことを忘れてはいけないと思います。
歯科医院の役職は「役割」ではなく「地位」として与えられていることが殆どでチーフや事務長も次世代に役割を引き継ぐと言う意識が無いから下が育たないのだと思います。
 
 
さて、先生のリーダーシップはどんなスタイルでしょうか?
どんな権限を手放されましたか?
 
院長が権限を手放した分だけ経営幹部は逞しく育っていく。
スタッフの自走は院長が権限を手放す決意がなければ始まらないのです。
 
 
 
 
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