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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院のスタッフマネジメントを改善するヒント 歩合給と人事評価  [2022年11月28日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
売上に応じて報酬を決める歩合制。
その評価方法には長所と短所があります。
 
当然、もらえる報酬が低くても良いと考える人は少ないでしょうから日頃の行動は「売上をどうやってあげるのか」に動機づけられます。
しかし、歯科医院運営には患者満足度、集団維持機能や後輩の育成、準備作業、学習、雑用など売上以外にも大切な要素があるのです。
 
 
勤務ドクターや歯科衛生士が売上を上げながらも組織にとって大切なことも一生懸命にやってくれれば良いのですが、自分の報酬が満足ラインを超えるまでの行動は売上を上げることに動機づけられやすくなる。
だから、ただ売上を上げてくれたら良いと考える院長ならばそれでも良いのかもしれませんが、提供する歯科医療の質を高めて組織力を高めたいと考えられるならば「歩合」の活用法を工夫しなければならないのです。
 
 
私は「歩合」を悪いとは考えていません。
人事評価に歩合を取り入れることで勤務ドクターも歯科衛生士も経営について興味を持ってくれるからです。
国が保険医療機関を保護してはくれないことが明確になっていますので、経営的に成立させなければ患者もスタッフも院長のご家族も守れないですからね。
 
ただ、歩合を取りれるならば入職〇年目までは省いたり人間としての成長度をみて歩合にするのかを判断しなければ患者に迷惑をかけてしまうと思うのです。
 
実際に歩合給の為に患者にしつこく自費治療を勧めた勤務ドクターの患者が逃げ出し、他の医院で「保険でと言っているのに本当にしつこく自費を・・・」と口コミしていたケースがありますので、諸刃の刃であることだけは理解しておく必要があると思います。
 
 
歩合給1本の評価ではなく他の必要な要素と組み合わせた総合的な評価方法にして、売上以外の要素にも目がいくように工夫する必要はあると思います。
 
 
人事評価システムには完璧なものは無いと私は考えています。
 
ただ、「頑張った人にそれに見合う報酬を出してあげたい」「評価を踏まえて更に頑張ろうと思うような評価と評価面談をしたい」という院長の思いはあるでしょうから医院カラーに合わせて最適値を模索していくしかないと思います。
 
 
 
 
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