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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の収益性を改善するヒント 設備機器の稼働率  [2022年11月04日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院の収益性を高めるのも治療診断設備なら、収益性を悪化させるのも治療診断設備です。
 
例えば、1000万円の設備を導入したらそれに見合う収益をどうやって上げるのかを考える必要がある。
その為に設備の稼働率を高める必要があるのです。
 
質の高い治療を行う為には院長が購入したい治療診断機器が必要だという主張は正しいのですが、経営と言う現実から考えた場合には収益性を考えざるを得ない。
 
例えばCTもマイクロもレーザーも光学スキャナーも、どれ位の頻度どんな症例で使用してどれだけの臨床的効果と経営的効果をもたらしているのでしょうか?
患者の動機づけにどの様に活用され患者にとって効果が高い治療法を選択することに繋がっているのでしょうか?
 
 
ただただ友人院長や先輩が使っていて欲しくなったという理由で導入していませんか?
リース契約だからといって設備を導入したり、開業時で融資が出る時しか導入できないからと導入したり、「設備は立派だけど・・・」という医院にはなっていないでしょうか?
 
 
 
設備規模が大きくなると収益性を高める可能性がありますが、経営におけるリスクも大きくなる。
だから、経営面だけで見れば院長の経営力の高さに合わせた設備しか所有してはいけないのです。
 
むかし、開業医団体に勤務していた時に内科のドクターに「内視鏡を使っているのですが最新のものが出たので購入したいのですが」と相談を受けました。
ただ、その院長は経営面で苦労されていたのです。
私は「月にどれ位の症例で使われていますか?」とお聞きしました。そしてその答えが「月に1~2症例位」だったのです。
 
 
臨床的な側面から最新の設備を導入されることを私は否定しません。
ただ、経営的な側面から見れば十分な活用ができなければ収益性を圧迫することは間違いない。
だから新たな設備を導入する場合には「どんな症例でどれ位の頻度で使用するのか」「患者にどんな利益をもたらすか」「どれ位の経営効果をもたらすか」を考え、「どれ位の期間で投資の元を取れるのか」を計算しておく必要があるのです。
 
 
 
院長が経営者として決断したことの結果は自己責任として返ってくる。
しかも、患者やスタッフの未来にも影響してしまうのです。
 
 
 
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