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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の収益性を改善するヒント 自費治療の価格  [2022年11月02日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私が歯科医院の収益性を改善する上で一番効果的だと考えるのが自費治療価格の引き上げです。
 
何故なら、真摯に治療技術を高めようとされる院長の医院ではコストが増大して採算性が悪くなっていくからです。
 
・自費治療の品質を高めようと評判の歯科材料を使う
・自費治療のアシストができるスタッフを育てる
・治療診断システムを導入したり買い替える
・ドクターや歯科技工士、歯科衛生士が技術研修に参加する
・カウンセリングから治療終了まで時間をかける
・自費治療患者をサポートする仕組みを構築する、等
 
の直接・間接コストが増えていくからです。
 
 
だから、多くの患者さんに安い価格で自費治療を提供したいと考えられる院長の姿勢は尊いのですが、自費治療価格を値上げしていかなければ自費治療の収益性は少しづつ悪くなっていくのです。
 
 
 
自費治療価格を値上げする場合に院長が気になるのが、
 
・地域の相場に合わせないといけないのではないか?
・値上げすると患者からクレームが出るのでは?
・値上げすると患者が減るのではないか?
・値上げするとスタッフに「金儲け」と思われるのではないか?
・いくら値上げすれば良いの?
 
でしょうか。
 
しかし、この疑問への答えは様々です。
例えば「インプラント」「矯正治療」「補綴治療」によっても答えは違いますし、開業されている地域や競合の戦略によっても答えは違う。
医院規模によっても取るべき戦略は違うのです。
 
 
ただ、戦略は違ったとしても増えていく自費治療のコストに見合う自費治療価格にしていくことはどの医院にも必要不可欠なのです。
 
値上げしていく時の注意点は、患者が先生の医院で受ける自費治療の価格が他の医院より高くても「適正」だと感じるかです。
 
例えば、
・コンビニのドリップコーヒー
・スーパーマーケットの缶コーヒー
・自販機の缶コーヒー
・山の上の自販機の缶コーヒー
・カフェのコーヒー
・高級ホテルのコーヒー
 
はそれぞれ価格設定が違いますが需要があります。
闘う土俵(ポジショニング)が違うので価格を変えても消費者は購入を躊躇わない。
 
じゃあ、先生の医院で治療を受ける患者はいくらの自費治療価格なら適正だと感じるのか?を判断する必要があるのです。
 
注意する必要があるのは、ドクターの治療技術が高いだけでは患者が感じる価値は高くはならないということです。
 
 
 
さあ、先生の医院の自費治療の価格はいくらが適正でしょうか?
そして、治療品質の向上に合わせて自費治療価格を値上げしていく事はできるでしょうか。
これからの厳しい経営環境を乗越えていく為には値上げができないと駄目なのです。
 
 
まずは値上げをする。
 
そしてその後の対応を考えくださいね。
 
 
 
 
 
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