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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の収益性を改善するヒント コンサル実施率と成約率  [2022年11月01日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院の診療を見学してパノラマや口腔内写真の画像を見ていると、患者の口腔内の状態が悪い患者が多い医院と比較的健康が保たれている患者が多い医院に分かれると感じます。もちろん、この傾向は地域性に大きく左右されるのですがその歯科医院に集まる患者層によっても違ってくるのです。
 
もちろん、理想は全顎的な診断によってリスクも含めて説明することですが、ドクターが2列以上の枠を回している場合や急患で確保できる治療時間が短い場合には理想通りにはいかない。特にコンサルを別枠に設定していない場合には「時間が足りなくて・・・」となり易いのです。
 
また「主訴のみ治療を希望」の患者の場合には主訴以外に問題があっても指摘しづらくなるようです。
 
 
超効率で経営を考える場合には昔は「初診から補綴物のセットの期間を短くする」ことが有効でした。
しかし、若い世代を中心にう蝕の患者が減ってきており保険の補綴治療の採算性がどんどん低くなっている現代においてはこの考え方では自分の首を絞めることに繋がります。
 
 
これからは、患者にとって必要な治療はしっかりと提案し(経過観察を含む)、患者と二人三脚で口腔内の健康を守っていく為のアプローチが不可欠ですし、それがないと歯科医院経営において収益性を高めることは出来ないのです。
 
 
 
 
その為に不可欠となるのはコンサルの仕組みと実施する体制の構築です。
 
コンサルが必要な患者にもれなくコンサルを実施することは難易度が高いですし、コンサルによって「患者にとって一番効果が高い治療法」を患者が納得して選択するにはコンサルの仕組みの質を高めることが欠かせないのです。
 
 
コンサルの実施数とコンサルの質(成約率)のかけ合わせによって患者が納得して自分に必要な治療を受けることができ、結果として医院の収益性が改善するのです。
 
この辺りもKPIを設定して取り組むことが必要ですし数値を測定して改善のPDCAサイクルを回さないと間違いなく収益性は改善しません。
 
 
 
歯科医院経営でおこなうべき経営対策はとても単純です。
 
しかし、日常診療に安定的に落とし込むまでのハードルは意外に高い。
 
それでも「やり続けるのか?やらないのか?」で未来は変わるのです。
 
 
 
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