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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の収益性を改善するヒント ”利益率と利益額”  [2022年10月26日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院では同じ売上額であっても残るお金が違う。
そのことをちゃんと理解して経営している院長は少ないと感じています。
 
例えば30%の営業利益を残す計画を考えます。
 
変動費20%なら固定費は50%以下に抑える必要がありますが、
変動費10%なら固定費は60%までかけても大丈夫なのです。
 
固定費は小規模零細歯科医院の超効率化経営では徹底的に抑えます。「税金を減らす為に経費を使う」という考え方は間違っていますので、無駄遣いはできるだけ抑えることによって経常利益を増やすのです。
また、設備投資も慎重に判断して帳簿上の資産額で生み出せる収益率を高めていくことも大切です。
 
 
一方、歯科医院を大きくしていく院長の戦略は固定費にどう効果的に投資できるのかが勝負です。
歯科衛生士や勤務ドクターの採用と育成戦略によって稼働させるユニット数と稼働率を高め、自費診療の柱を築くことによって診療圏を拡げられるのかが勝負です。
ただ、マーケティングにおいては超大型歯科医院の影響を受ける様になりますので、差別化を計かって生き残るのか?それとも超大型歯科医院とブランドを競うことによってポジションを確立するのかを考える必要があると思います。
 
 
 
さて、先生は医院を大きくされる?小規模零細歯科医院に止まる?専門性を磨く?
どの道を選ばれるでしょうか?
 
小規模歯科医院は経営を主に「率」で捉える院長が多い。
しかし経営規模を大きくするには「率」に加えて「額」で考えることが必要になります。
 
 
例えば、
100万円を投資すれば40万円の利益が残る仕事(利益率40%、達成確率100%)と
1000万円投資すれば300万円の利益が残る仕事(利益率30%、達成確率70%)でどちらを選ぶのかという問いに、
 
 
大きな歯科医院の院長は後者を選び、小規模歯科医院の院長は前者を選ぶ傾向がある。
大きな歯科医院の院長は300万円残る確率が70%もあると考えますが、小規模歯科医院の院長は「1000万円も投資して300万円の利益が残らない確率が30%もあるなら100%の確率で40万円残る方が良いでしょう」と考えるのです。
 
 
 
この経営判断をする時の考え方の違いによって医院を大きく出来るのかが決まります。
リスクを取れない院長は経営戦略に必要な投資が出来ませんので、小規模零細歯科医院の効率化戦略を選ぶしかないのです。
 
 
 
じゃあ、いまの先生の歯科医院でどんな治療コンテンツがどれ位でれば収益性を改善できるのかをご存じでしょうか?
売上の伸びと利益の伸びは連動しませんので、そのことを知らずに売上を追いかけると逆にご自分の首を絞めることになるのです。
 
ご自分が得意とされる治療の質を高めることはとても大切なことですが、ご自分の医院の収益構造をちゃんと理解して経営対策を進めてくださいね。
 
 
 
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