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◆歯科医院経営ブログ

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”患者様を笑顔に”という歯科の院長は患者を笑顔に出来るのか?  [2022年10月25日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
様々な歯科医院のホームページや理念を見ていると「患者様を笑顔に」的な文面が多いです。
しかし、私は患者を笑顔にすることはかなりハードルが高いことでありそれを具体化して追求している歯科医院は限られると感じています。
 
 
まず、初診の患者が電話をかけてきた時、多くの場合には歯の痛みなどがあり感情もマイナスに振れています。
そんな時に患者のマイナス感情に寄り添って安心してもらう目的でカウンセリングをするのですが、患者の感情に寄り添う言葉がけが出来ている医院が少ないのです。
 
 
本来のカウンセリングは主に患者のマイナス感情を受け止めフラットな状態に戻して患者が自分の病気と向き合える様になることを目指しますが、多くの歯科医院のカウンセリングは問診と治療の流れやキャンセルポリシーなどの説明になっていることが多く、患者の感情に焦点が当たっていることが少ないのです。
 
 
 
う蝕の治療と歯周基本治療が終わりSPTが始まった段階では患者の感情の状態はフラットに戻りつつあるのですが、定期管理において患者とのラポールを築き患者が次回を楽しみにする状態にまで持っていくのにも仕組みと言うよりは歯科衛生士の個人力によるところが大きい。
 
 
 
 
「患者様を笑顔に」とは掲げているが、日常的に時間をとって患者を笑顔にする方法について話し合っている歯科医院は少ないと感じる。
理由は「患者様を笑顔に」を追いかけなくても治療はできるから(緊急性はない)。第二象限であるが為に後回しになり易い。
 
だからこそ患者が「えっ、ここまでやってくれるの!」という仕組みを構築できれば他の医院には真似できないし患者は離脱しないのに・・と思うのです。
 
私がおこなった実験でも取り組みによって紹介患者が増えて治療中断患者が減ったのです。
 
 
 
 
う蝕患者が大量に溢れ補綴物のセットが終わっても次の患者がやってきた昔の時代。
経営面だけで見れば少しぐらい患者が治療中断しても売上は確保できた。
 
しかし、これからの時代では定期管理はできているから次に長期管理に挑戦しようと取り組む歯科医院しか生き残れなくなっていくのです。
 
だからそろそろ「患者様を笑顔に」を具体化して仕組化してみませんか?
 
 
 
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