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◆歯科医院経営ブログ

歯科医院経営コーチの森脇が歯科医院経営に関する情報や感じたことを気ままに発信します。会員限定ブログと違い誰でも読むことが出来ます。

理念がない歯科医院はどこにたどり着くのか?  [2022年10月20日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私は「医療機関は理念経営をするべき」だと考えています。
歯科医院の組織がまだ小さい時は院長とスタッフとの距離も近く院長が何を大切にされたいのかや人柄が伝わり易いのですが、組織が大きくなってくると同じ方向を向くことの難易度が上がるからです。
 
また、歯科医院も経営面を重視しなければ生き残れない時代に入りましたが、利益は「手段」なのでそれだけではチームメンバーの心を同じ方向に向けることは出来ないのです。
 
 
組織が何の為に存在し続けるのか?
組織が地域社会において果たす役割は何でそのことをチームメンバーは共有し行動することが出来ているのか?
チームメンバー一人一人が成長しなければならない理由が明確で、全員がその自覚を持てているか?
来院する患者と地域が先生の歯科医院を必要としているか?
そもそも誰を幸せにしたいのか?
理念はカスケードダウンされて日常診療に落ちているか?
 
 
など、目的が明確になればなるほどその存在意義は周りに伝わり人を惹きつけますが、目的が明確でない組織のスタッフは手段である「利益を上げる」ことしか院長から提示されることはない。
そんな組織では「目的=お金を稼ぐ=院長のリッチな生活の為」という図式ができあがりスタッフのモチベーションは上がらないのです。
 
 
院長はどんな歯科医療を理想としているのか?
その理想を実現する為の熱意はどれ位か?
院長はどんな時も理想に向かう努力を続けているのか?
をスタッフはよく見ている。
 
 
 
また、院長とチームメンバーとの関係は単なる仲良しではなく歯科医師として尊敬される関係になる必要がある。
何故なら成長意欲が高くレベルの高いスタッフは尊敬できない院長のもとでは働きたくないので退職してしまうからです。
 
 
院長が理念を掲げたとしても最初から完璧な行動ができてチームメンバーを惹きつけられるわけではありません。
しかし、真摯に自分を見つめ院長として成長しようと努力をされていればその「姿勢」はチームメンバーに伝わるのです。
 
ちなみに、理念が明確でない歯科医院は多いですが理念があっても機能していない医院も多い気がします。
例えば「患者様を笑顔に」って具体的にどういうこと?どんな医療サービスを提供することが正解?スタッフはどういう行動を取れば良いの?と思ってしまいます。
 
 
私は開業医団体に勤務していた時代からの40年で多くの院長と出会いスタッフとも話してきました。
その中で確信できたのは、医療機関として質が高い医院では「院長が臨床や医療面接などの質を高めようと努力されている姿勢への尊敬をスタッフが話してくれる」ということでした。院長への不満なんて一言も出てきません。
 
 
 
理念(目的)がなく目的達成の為に努力を続けることが出来ない組織は、これから日本社会に訪れる激流に流され忘れ去られてしまう。
だって、代わりにサービスを提供してくれる人は無数にいるのですから。
 
 
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