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◆歯科医院経営ブログ

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利益の伸びが止まった歯科医院はかなりヤバい理由とは?  [2022年10月17日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院経営では売上よりもキャッシュの方が重要なのですが、なぜか多くの院長は売上を重視されます。
 
私が売上よりもキャッシュを重視する理由は、
①売上は経費などの支払い前の数値であり、売上の伸びと利益の伸びは連動しない
②利益から税金を支払い借入金を返済するので、売上を見ていても「売上があってもお金が残らない収益構造」であるかを診断できない。
③損益計算書の利益だけ見てキャッシュを管理出来ていないと増やすことはできない。
からです。
※利益とキャッシュは違いますが説明は省きます。
 
 
固定費や変動費が少しづつ値上がりし、同じ売上であっても残るお金が減っている歯科医院が増えています。
そしてこれから更に人件費などの負担が増えていく事は確実ですので何も対策しなければ残るお金は更に減っていくのです。
 
その事に気づいて対策をされている院長はかなり少ない。
「利益が減ってもまだ大丈夫」と思ってしまうのです。
 
 
 
しかし「残るお金が減ってきたけどまだ大丈夫」を放置してはいけません。
そのうち色んなところがガタツキだして経営資源が不足して対策さえできなくなるからです。
「治療中断率が上昇してきた」「新患が減ってきた」「Googleマイビジネスのマイナスの口コミが増えてきた」「スタッフの退職が続いた」などの危険信号が出ていたのに対策をしてこなかったから収益力が低下してマイナスのスパイラルに入りかけているのです。
 
 
 
戦略的に経営対策をされている医院でさえも経営資源はつねに不足している。
そのことを理解して半歩先を見据えた対策をおこなうことによって収益性はアップするし、一時的に収益性が落ちたとしてもそのマイナスを取り返すことが出来るのです。
 
 
医療機関経営では結果的に売上や利益を一定の水準で安定させ続けることは出来ません。
だから、売上や利益の伸びが止まって少し減少しだしたのならマイナスのスパイラルに突入する危険性があるのです。
 
 
 
どんな対策を実施するのかを迷い続けているうちに対策に使うお金が枯渇する。
だからそうならない様にちゃんと「売上」「利益」「キャッシュ」を管理して増やす対策を続けてくださいね。
 
個人も医療機関も攻め続けて収益性を高めないと激動の時代を乗り越えられない。
その事を矢継ぎ早に出される「紙の保険証の廃止」「オンライン資格確認の原則義務化」「国民年金加入期間の延長」「後期高齢者の原則2割負担と高所得者の保険料値上げ」などが教えてくれるのです。
 
 
 
 
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