おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私がサポートするクライアントだけでなく、大きな歯科医院の多くは経営数値の測定をしっかりおこなっておられます。
しかし、残念ながらレセコンなどで自動的に集計されるデータよりも医院で手集計しているデータの方が役に立つ。
「もっと歯科医院経営に必要なデータが自動的に集計できれば歯科医院経営も近代化できるのに」と思うのです。
歯科医院経営に必要なデータが自動的に集計できない一番の理由は「需要が少ない」から。
一般企業は開発費などを回収して利益を出せる見込みがない商品には手を出さないのです。
なぜ需要が少ないのかと言えば、歯科医院の90%以上が小規模歯科医院で経営データを出せたとしても活用の仕方が分からず活用する力も足りないからです。
しかし、最近の若い院長は経営数値の分析による経営の舵取りに関心をもたれる方が多いので多分、世代が入れ替わるこれからの10年で歯科医院経営の近代化は進むでしょうね。
経営の現状を分析して対策する私の様な仕事をする人間にとっては、経営の現状を見える化できる数値が管理されていないと問題点の発見と対策提案に時間がかかることになります。
医院規模や診療スタイルによるパターン的な共通点はあるのですが、やはり経営状態の見える化はこれからの時代には欠かせないと思うのです。
ちなみに、収益モデルによって測定管理するデータは違います。
KGI(重要目標達成指標)とKPI(重要業績評価指標)とKFS(重要成功要因)を明確にして取り組めば目標の達成は「予定」になるのに・・・。
例えば、
KGI=定期管理患者の1年後継続来院率目標〇%(現在〇%)
KPI(DH枠)=月のOHI実施数÷月の延べ患者数×100=〇%(現在〇%、目標〇%)
KFS=OHIの再構築、OHIの練習、スライド作成、施術時間の短縮、コンサル枠の活用
という感じです。
数値の測定は売上だけでなく提供している歯科医療の質も表しますので医院の質を高めたい院長にも役立つのです。
先生の医院ではどんな経営データを測定分析し対策に活かされていますか?
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00