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◆歯科医院経営ブログ

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なぜ規模を拡大できない歯科医院の経営リスクが高いのか?  [2022年09月14日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私が小規模零細規模で生き抜くと決めた院長に効率化を勧め、ユニット台数を増やすと決めたのなら大規模化を進めるべきだと言うのか?
 
それはユニット台数とスタッフ数が一定規模以上になってくると取り扱える治療コンテンツが増え、大きな歯科医院と競合する様になるからです。
同じ商品を取り扱うのなら規模の大きな方が勝ちやすい。患者は規模が大きい方が治療の質が高いと考えるのです。
 
 
 
また、症例数が多い方が1症例あたりのコストが下がる。
とくに設備費がかかる治療システムの場合には投資したコストを償却して利益を生む段階にもっていく必要があるのですが、人材も大きな歯科医院の方が揃っていることが多いので「活用する力」に差が出てしまい、それが収益面にも出てしまうのです。
 
つまり経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)の活かし方は競合である大きな歯科医院の方が圧倒的に上手いのです。
 
 
 
 
また、これからの歯科医院経営ではスタッフの長期雇用と賃上げを実現できなければなりません。
しかし、規模を拡大できない歯科医院はスタッフのライフイベントへの対応ができない。
スタッフの賃上げや労働環境の改善も出来ないので採用面で不利になっていく。
 
だから、経営リスクが高いのです。
実際にマンパワーが不足して枠を閉めている歯科医院は増えていると感じます。
 
 
 
次に収益面です。
規模を拡大する歯科医院は他の業種と同様に投資が必要なのですが、投資をした初めの頃は収益性が悪くスタッフの経験値が上がって上手く活用できるようになると収益性が向上するというサイクルを繰り返します。
 
ただ、すでに規模の拡大が止まってしまった歯科医院では投資した初期だけでなく時間が経っても収益性が改善しないことが多く「投資=経営的負担」となって貸借対照表の収益性を悪くしてしまうのです。
 
 
 
 
スタッフがライフイベントを終えて戻ってこれる仕組みを作るには一定の規模以上と経営の体力が必要です。
そして、大きな歯科医院と競合するエリアに踏み込んでしまった院長は①大規模化②専門化③ニッチ化によって医院の収益性を高める方法を考えるしかないのです。
 
 
さて、先生はどんな戦略で人材不足と2024年の医療介護同時改定を乗越えられますか?
 
 
 
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