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◆歯科医院経営ブログ

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大きな歯科医院の院長がこれから考えるべきこと  [2022年09月13日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私は理念に基づいて歯科医院を大きくされた院長で、地域で自分の医院だけが良ければそれでいいという考え方の方に出会ったことがありません。
ほとんどの方が地域医療においてご自身の医院が果たすべき役割について考えておられ、地域の医療機関や介護施設、行政などとも連携して地域医療を発展させたいとお考えなのです。
 
よく、小規模歯科医院の院長で大きな歯科医院の進出に脅威を感じる方がおられますが、それは小規模歯科医院の取るべき密着軸の戦略を取らずに大きな歯科医院の真似をしようとしているから影響を受けるのであり、本来はポジショニングが違う両者は競合しないのです。
 
 
 
 
大きな歯科医院が取るべき戦略は地域と医院によって違います。
地域医療がどうなっていて、将来どうなって、地域で地域包括ケアシステムの政策がどれだけ進んでいるのかでポジショニングは違います。
 
一つの医院で大きくされてきた院長と、基幹都市の駅前または住宅地に分院展開されている院長でも戦略は違いますしどんな治療法でブランドを築いておられるのかでも違うのです。
 
 
大きくても院内で提供する歯科医療の質を磨くことに集中される院長と、訪問医療に積極的に取組み地域の医療介護ネットワークに足場を築かれる院長もおられる。
1.5次歯科医療機関を目指すにしてもカラーは医院によって違うのです。
 
 
 
大きな歯科医院にとって必要なのは競合に勝つことではなく、地域の行政や地域にお住いの方々にとって無くなっては困る存在になること。
その為に地域で何が求められ、地域においてどんな役割を果たせば欠かせない存在に近づくのかを考えておく必要があるのです。
 
 
 
「医院ブランド」の明確化と打ち出しも重要です。
 
いろんな症例に対応できる総合歯科医院であってもエッジが立っている事は欠かせない。
 
大きな歯科医院の診療圏は広く設定する必要がありますので、患者が遠くから通う理由を作る為にエッジを立てる必要があるのです。
 
 
 
先生の医院では何を得意とされていて患者は何を目当てに来院しますか?
 
優秀な人材もマンパワーも不足している地域行政に頼られる存在に近づいているでしょうか?
 
 
 
人口減少による影響が都道府県や地域によって違う以上、地域包括ケアシステムの在り方や医療供給体制の在り方も地域によって違う。
 
だから大きな歯科医院の院長はその事を理解して医院づくりを進めなければならないのです。
 
 
 
 
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