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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長や先輩スタッフは後輩のドリームキラーになっていないか?  [2022年09月10日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
ある歯科医院(架空の医院)でのこと、
 
4月に入社した歯科衛生士Aさんが基礎教育を終え、院長とメンターが面談した時でした。
 
「私、Bさん(エース歯科衛生士)の様になりたいんです」とAさんは言ったのです。
 
みるみる院長の表情が曇り、それを察したメンターがこう言いました。
 
「Aさん、目標を持つことは良いことだけど、その前にやることがいっぱいあるでしょ」
 
Aさんは物覚えが悪く教えたことがなかなか出来なかったからです。
 
 
 
しかし、この場合の院長とメンターの対応は間違いです。
理由は減点視点でAさんを見ているからです。
 
そしてAさんが抱いた夢(ドリーム)を否定(キラー)してしまったのです。
 
 
こういった院長やメンターの様な人を「ドリームキラー」と言い、院内にドリームキラーが多くいるとスタッフが成長しづらい医院になっていきます。
たぶん、メンターとなった歯科衛生士も過去にドリームキラーの犠牲になった経験があるのでしょうね。
 
 
 
このケースの正解は次の通りです。
 
院長「おおっそれは素晴らしいね」「なれると思うよ」「Bさんは長年努力して仲間や患者さんの信頼を得られる様になったので、Aさんも同じように努力をしたらきっと辿りつけると信じてる」「医院として出来るだけのサポートはするから頑張って!」「では、Bさんの様になる為にどんなトレーニングが必要なのかを先輩(メンター)と一緒に話し合ってみてくれるかな」
 
 
確かにAさんが目指すゴールは遠くてすぐに実現できるものではありません。
医院としては日常診療を担う為にそれよりも早く身につけて欲しいスキルがある。
 
でもしかし、Aさんが抱いた夢を壊すのは明らかに間違いなのです。
 
 
 
こういったドリームキラーは院内には必ずいて、院長がドリームキラーであることも珍しくはありません。
 
しかし、スタッフの夢は漠然としていても、心に芽生えた成長の芽なのです。
 
 
だからそれを否定してはいけない。
 
そう思うのです。
 
 
 
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