おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私の知合いの院長は患者やスタッフのことを優先して考えられる院長が多いです。
私がお金儲けばかりの院長に興味がないこともあるでしょうが、そういう意味では人に恵まれて仕事をしていると思います。
市場経済における公的医療の運営はなかなか難しい。
そのなかで国は医療経済実態調査などの数字を見て政策を決めるので、地域では弱者ほどその影響を受けてしまうのです。
いまは国の財政が厳しいことから診療報酬が抑制され、これから医療機関が物価や人件費などが高騰していく環境下でも診療報酬改定においてもコスト上昇分が考慮されていないのです。金パラの価格も10月から下げられますので保険診療とくにう蝕治療の採算性は更に悪くなることになります。
そんな中で自己防衛として医療機関は経営面を考えざるを得ない。
スタッフがライフイベントを乗越えて長く働くのにも、患者が離脱しない長期管理型経営に移行するにも収益性を高めないと実現できないからです。
しかし、そういう中でビジネスとして歯科医院運営を捉えて成功している院長にスポットライトが当たるのは少し寂しい。
やはり、医療機関は国民の健康を守り予防意識を育てていくというミッションからブレずに経営を考えていく必要があると思うのです。
保険医療が縮小していく中でも、医療としての本質からブレずに経営面を成立させる方法はまだまだあります。
だから、特に若手の院長はビジネスライクな院長よりも本質からブレずに経営的成功を実現されている院長をメンターとしてモデリングをしていただきたいですね。
「お金」は大切ですが目的を達成する為の手段として使ってこそ価値がある。
そう思うのです。
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00