おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が今までの人生を過ごしてきて感じるのは、
苦しくても面倒であっても「理想とする自分」を実現する為に日々努力を続けることが幸せな人生を送る為に欠かせないということです。
国は中学までを義務教育としていますが、それは人生を生き抜く為に必要な基礎学力やレジリエンスが昔は中学までの教育である程度までは身につけることが出来たから。
日本の教育は「従順なサラリーマン」を育てるものだった為に、その後、高校そして大学と高度な教育が発達してきましたが、高等教育は「よい企業に就職する為」という国民の位置づけは変わらなかったのです。
しかし、社会はどんどん高度化と高スピード化しており日本が国民の教育を時代に合わせてこなかった為に世界に置いていかれる様になった。
そこで慌てて高等教育の無償化を進めカリキュラムを変更し、これからの時代に対応できる人材を育てはじめたのです。
ということは既卒である我々の世代は自分で学習と実践を続けて変化していく社会に対応しなければならない。
社会が加速度的に変化し国の保護が少なくなっていく自助の時代において、既卒者は自分で自分を進化させることが出来なければ満足な人生と満足な収入を得られなくなっていくのです。
国の助けはこれから始まるリカレント教育しかありません。
例えば院長も、
学びと実践を繰り返すことによって自分の行動と感情をコントロールできるようになっていく人と、いつまで経っても学びを活かせずにスタッフを自分の思う通りにコントロールしようとする人に分かれます。
前者は失敗を経験しながらコントロール力を手放してチームが自走するステージに辿りつきますが、後者は何年たっても同じ失敗を繰り返して医院が大きくなるにつれて院長もスタッフも疲弊していくのです。
すべては院長が自分と向き合い歯科医療従事者としても人としても自分を成長させて社会の変化に対応できるかで決まる。
治療技術を高めるだけでは駄目なのです。
私も人間の感情への理解が深まり自分の感情を認めたり上手くファシリテートできる様になってとても楽になりました。
30歳代の管理職時代は人をコントロールして思い通りに動かすことが管理職としての腕の見せ所だと考える勘違い野郎でしたので、よくその低いステージから抜け出せたと自分で自分を褒めています(笑)。
院長としてのステージが上がればチームメンバーは自然と自覚を持ち院長が実践している大切なことを真似しようとする。
それがスタッフと面談して「スタッフが院長を尊敬しているか」で分かるのです。
自分が尊敬されていないのなら自分が努力することによって自然と姿勢が尊敬される様にすれば良いだけです。
スタッフのご機嫌を伺いすぎると逆に軽蔑されますので注意してくださいね。
以前にも書きましたが、雇用関係がなくてもスタッフが院長を尊敬してくれるのか?院長は人生の先輩としてスタッフのメンターとなり得るのか?
はご自身との対話と日頃の学習と行動によって決まるのです。
私の旅もまだまだ続きます。
でも、自分がいままで解決できなかったことを学びと実践によって解決できた時、院長が人として歯科医療従事者としてステージアップされたりスタッフの成長が感じられた時ほど嬉しいことはない。
だから仕事をやめて遊びたいとはまったく思わないし、必要とされる間は経営コーチとしての人生を楽しみたいと思うのです。
人に貢献できる仕事はとにかく飽きないし楽しいと感じます。
先生がご自分の内観力を増したいと思われるならお勧めは「読書」と「日記」です。
私の場合はブログを書くことによって内観をしていますのでブログもお勧めですよ。ネタに困りますけど(笑)
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00