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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院のスタッフは院長の間違いに気づいているって?  [2022年08月08日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私がスタッフと個人面談をすると色々なことを話してくれます。
・院内で起こっている問題
・スタッフ個人の不安、悩みや要望
・成長への意欲
・業務改善のアイデア
・院長の方針の確認や質問
 
等々、
 
もちろん、私はスタッフを信頼して「全受容」の姿勢で聴きます。そうでなければスタッフは本音で話してはくれないからです。
 
スタッフの意見はまだ成長途上であるが故に視点が偏っているものもあれば核心を突いているものもある。
 
いつも「この意見やアイデアを院長の前や皆の前でも出せる様になる為に何が必要だろう」と考えてしまいます。
 
スタッフが間違っていてもいいから率直に意見やアイデアを発表できる心理的安全性が高い環境を院長は目指さなければならないのです。
 
 
 
 
心理的安全性が低い状態では、院内で起こっている問題の原因が院長であると多くのスタッフが感じていたとしてもスタッフはそれを指摘できない。
そして院長は問題が発生した時、スタッフ側に問題があると考えていることが多いのです。
 
 
 
院長が「経営視点」で考えスタッフが「患者視点」で考えて意見が折り合っていないことも多い様にも感じます。
 
 
殆どの歯科医院ではまだ「心理的安全性」が低くスタッフが自分の本音を言えない状態ですので、私がスタッフと院長との意見の食い違いをそのまま院長に伝えたとしても院長はスタッフへの不信感を増幅させることになる。
だから私は、「どういうアプローチをすればお互いの視点が合い協力し合えるか?」をじっくり考え院長とスタッフそれぞれに提案をするのです。
 
もちろん、院長とスタッフが自分たちで視点を合わせることが出来るのならば余計な口ははさみません。
 
 
 
 
これは「調和」という役割であり、院内には「調和」の役割を果たしてくれるスタッフが必ずいます。
しかし、この役割を果たしてくれているスタッフが退職すると調整機能が働かずに院内がガタツキ易いのです。
 
 
そんな時に院長が新たなことを始めると負担に感じたスタッフが数人退職する。
そんな医院が多い様に感じます。
 
 
 
 
 
スタッフは院長が感じているよりはるかに「医院のこと」「患者のこと」「院長のこと」を考え、より良い方向にもっていこうとしています。
しかし、上手くいかない組織では院長がその事を理解できていない。
 
また、院長は院長の考え方に意見するスタッフを疎ましく思うことが多い。
だから口うるさいスタッフが一番医院のことを考えてくれていたという事実は院長がそのスタッフを失ってから気づくことになるのです。
 
 
 
 
さて、先生の医院ではスタッフは自分の考えを表明できているでしょうか?
そして先生はその提案を受けてどんな感情を抱き、その提案をどう扱っているでしょうか?
 
 
 
スタッフを頼もしい仲間にするか?それとも単なる従業員として扱うのか?は先生次第です。
 
もちろん、先生がおこなったスタッフマネジメントの結果は先生が受け入れるしかありませんのでジックリと考えてみてくださいね。
 
 
 
 
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