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◆歯科医院経営ブログ

歯科医院経営コーチの森脇が歯科医院経営に関する情報や感じたことを気ままに発信します。会員限定ブログと違い誰でも読むことが出来ます。

売上2憶円を超えた歯科医院がさらに磨くべきもの  [2022年08月04日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
院長が段階的に経営者として成長してきたことで売上が2億円を突破したとします。
 
売上が1億円を超えると院長のやることが増え2億円を超えてくると院長の負担が加速度的に増えて少し疲れが出始めるのです。
 
ここで段階的に組織化を進めてきた院長とトップダウンのまま進めてきた院長とで差が出てくる。
 
だから組織化が必要になってくるのが第四ステージなのです。
 
 
 
 
まだ、スタッフ10~20人程度なら院長一人で頑張れないことはないでしょう。しかし、開業時からのスタッフは数人を除いて入れ替わっている場合も多く頼りになる存在のスタッフが少ない場合も多い。
そんな中で新人スタッフが一人二人と増えていくと院長の目が開業時のようには届きませんのでスタッフトラブルも増えていく。
 
そんな時、院長を助けてくれていたチーフが出産・育児休暇を取得することになった。
「え~っ、中堅スタッフがまだ育っていないのに・・・」となりやすいのです。
 
だから早い段階で組織化を意識して取組み「院長やチーフが多くの権限を持ち責任を負う」状態から抜け出す必要があるのです。
 
 
 
医院の権限委譲は「SL理論」をベースとしておこないますが「教示的アプローチ」や「説得的アプローチ」で止まっている医院も多いですし、チーフの選任の時の様にやり方を教えてないのに一足飛びに「任せる」なんて無茶ぶりをする院長もいる。学びと実践を繰り返していない院長はなかなか「正しい任せ方」が出来ないのです。
 
 
 
また、院長が組織化を意識して権限委譲を始めたとしても初めから上手くいくことは稀です。スタッフに役割を任せてもはじめは院長から見て60点から70点しか取れないからです。
すると、ここで院長は不安になりイライラして我慢できずにスタッフを指示で動かしたり自分でやろうと考えてしまうのです。
 
 
 
ステージ四で起こる課題をクリアできないとステージ五(地域に必要とされる歯科医院)には行けません。
ステージ五はスタッフが自分やチームの役割に自覚的に取組み医療や経営的な成果にも責任を持てる組織ですが、ステージ四を乗越えられない医院では院長がコントロール力を手放せない為にチームが自覚的に動けないのです。
 
日本社会ではまだ昭和時代の組織論によって動いている会社や医療機関も多く、そのことが原因でスタッフ一人一人が持つ能力を活かせていないと感じます。
 
 
 
 
 
組織を発展させ売上規模を上げていく為には「スタッフを育てて組織の質を高める」ことが不可欠なステージ四を乗越えなくてはならない。
 
院長が自分でやったり指示で動かしてやれる限度を超えるからです。
 
 
 
また、このステージにおいても第一義的に磨くのは臨床のレベルとチーム力です。
国が歯科医療に求める治療の質や範囲が広がっていますので、質を上げていかなければ患者に支持される医院にはならないからです。
 
まずは医療にとって必要な要素を磨いてこそ「接客」「マーケティング」「ブランディング」が活かせるのです。
 
 
 
「組織化」と「仕組化」を進め、権限委譲によって医院の発展を加速度的に高める準備をおこなうステージ四。
 
先生は乗り越えられますか?
 
 
 
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