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◆歯科医院経営ブログ

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開業から1~3年の歯科の院長が経営で躓かない為の方法とは?  [2022年08月01日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私が39年間歯科医院の院長と関わってきて身につけた歯科医院経営のノウハウ。
 
その一つに歯科医院経営には明確なステージがあり、院長がいまおられるステージによって取り組むべき課題が違うということがあります。
 
院長は本来であれば一つ上のステージに昇格する為に必要な課題をクリアすることに集中するべきなのですが、ステージを理解できていない為に時期尚早の課題に取組みがちなのです。上位ステージの課題はチームの力が伴っていなければクリア出来ませんので成果を出せずに失敗に繋がり易い。だから院長にそれを見極める目が必要なのです。
 
 
 
 
では、ステージごとに取り組むべき項目を見てみましょう。
 
 
今日は
 
「開業してまだ院長としての経験が浅い段階のステージ」です。
 
 
開業してまだ浅い時期はとにかく経営の安定化を優先して進める時期です。
 
開業の成功は開業前の準備ですべてが決まると言っても過言ではありませんが、現実には準備を事業者に頼って上手くスタートが切れていない院長も多い様です。
 
 
 
 
開業時は「来院する一回り目の患者をどれだけ満足させるのか」が一番大切で、それによって二回り目以降の患者が増えるかどうかが決まる。
 
だから開業前の時点で本当は「患者を満足させて口コミに繋げる為のコンテンツ」を準備しておかなければならないのです。
 
 
一回り目の患者が来院して「いままで通っていた歯医者と違って魅力的」だと感じさせることが出来れはプラスの口コミをしてくれますし、「なんかもう一つ・・院長やスタッフも愛想が悪いし・・・」と思われれば家族や同僚にマイナスの口コミをされ、二回り以降に繋がらないのです。
 
 
 
 
もちろん、二回り目以降を順調に繋いでいく為には初回来院患者を一定数は確保しておく認知対策が不可欠です。
 
が、不安だからと予約を詰め込み過ぎるとまだ接客を含むオペレーションに慣れていない院長やスタッフが患者を満足させることが出来ず、新患が来ても一日の患者数が増えなくなっていくのです。
 
 
 
 
開業してからの1年間で順調に患者数が増えていっているのならば良いのですが、なかなか増えていかないのならばスタートダッシュに失敗していますので、早めに戦略を見直す必要があります。そのまま待っていても患者が増える可能性は無いからです。
 
 
 
 
まず、新患が増えないのならば広告などの認知対策に問題があります。
 
そして新患はある程度来院しているのに患者数が増えていかないのならば来院してからの対応や仕組みに問題があるのです。
 
最初の段階で来院する患者には医院を転々としネットにマイナスの口コミを書く急患層も多くいます。だから「痛い」「怖い」「粗い」「愛想がない」「横柄」と患者が感じる様では駄目なのです。
 
スタートダッシュに失敗した場合も開業時と同じ。患者をどう扱えば満足させることができるのかを考え対応を見直すのです。
 
 
 
 
開業の準備段階から初回来院患者が口コミをしてくれるまで。
 
ここを上手く構築する能力が院長に求められるのですが準備が不十分なまま開業される方も多い。
 
しかし、開業から2年経っても経営が低迷しているのなら戦略そのものを見直さなければ経営が上向くことはないのです。
 
 
 
これから開業される方は開業を考えた時から歯科医療や経営面を教えてもらえるメンターを探しておく必要があります。
メンターに対して謙虚に学ぶ姿勢を持てば色々と教えてもらえますし、その教えを後輩に繋ぐこともできるのです。
 
 
 
開業してからは将来の柱となる治療技術を磨き知識を増やしていく必要があります。
治療技術を磨かなければいつか経営的に頭を打つ時期がきますので、一朝一夕では身につかない治療技術を高めていくことに最初から取り組む必要があるのです。
 
設備面での充実も計りたいところですが、まだ設備を活用しきって臨床面や経営的な成果に結びつける力が伴っていないことが殆どですので、グッと我慢してソフト面を磨くようにします。
 
 
同期の院長が新しい設備を導入したりこれからのトレンドだと事業者が設備導入を勧めてきたりしますが。設備を活かしきれない段階で導入しても「貸借対照表」を収益を生みにくい構造に変えるだけですので、まずはソフト面で経営的な成果を出せる様に取り組むのです。
 
 
ソフト面が育ってきたら導入した設備を臨床的にも経営的にも活かせるようになり設備と仕組の導入が収益性の向上に繋がる様になっていきます。
 
 
だから最初はソフト面を磨き、マーケティング技術を使って収益額を増やすことから始めた方が無難です。
歯科医療の質と経営面を最初から同時に高められる院長は限られますので、まずは院長が経営に関する不安が和らぐ状態を目指した方が良いのです。
 
 
 
 
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