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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の仕事量を減らさなければ経営危機が訪れる  [2022年07月26日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
これから国が歯科医療機関に求める役割は増えていきますが、歯科医療機関としては仕事量を減らしながら生産性を上げていく必要がある。
 
理由の一つとして生産年齢人口の減少があります。
 
2030年には日本全体で644万人、医療福祉で187万人の人手が不足するという研究結果がでているからです。
 
ちなみに18歳から34歳の人口も220万人減りますし国や企業はこれからデジタル人材の確保にウエイトをおきますので、歯科医院の人材確保は2030年に近づくほどに困難になっていくことが確実なのです。
 
 
 
 
そんな状況下で歯科医院の院長に求められるのは診療や事務に係る作業の省力化です。
歯科でも時短や福利厚生の充実を考えスタッフのライフイベントにも対応していくことが求められていきますので、省力化・自動化できることはドンドン移行させていく事が求められるのです。
 
でないとマンパワー不足はやがて収益性をも奪っていきます。
 
 
 
 
最近では診療の流れのデジタル化と併せて省力化を進める医院も増えてきました。
 
 
患者に接する部分は大切なのでアナログでいくにしても機械やAIに代替可能な部分は積極的にデジタル化と省力化を進めるべきだと思います。
 
国の規制改革が進めばオンラインによって代替できる範囲も広がるでしょう。
 
 
 
 
大切なのは人と人とのアナログ的な関係性。
 
そこに向けるマンパワーを確保する為にもそれ以外の仕事で可能なものを省力化していく必要があるのです。
 
まずは「時間管理のマトリックス」や「KJ法」を用いてタスクを分類し、その中で何にどれ位の時間を取られているのかを見ます。
そして「断捨離するもの」「デジタルで自動化するもの」「オンライン化するもの」「ルールを見直すもの」を決めるのです。
 
 
カルテに書く内容、予約管理ソフトに入力する内容、経営数値の集計や内部ネットワークでの報告項目、インカムでの共有内容など、手間をかけて構築しているけれど忙しくて有効活用できていないタスクはありませんか?
 
 
私の経験では大切であってもいま活用できていないものは今後も活用される可能性は低いと思います。
 
また、スタッフは「やらなければいけないタスク」に追われて患者に時間を使えていないことも多い。
そしてスタッフが「作業」に追われると患者の満足度が下がり経営にもマイナスの影響を及ぼすのです。
 
 
スタッフがやるべきタスクは院長からの指示が多く、なかには院長が指示したことを忘れている場合もある。
しかしスタッフは院長から指示されたものが有効活用されていないと知っていても勝手には止められないのです。
 
 
だから院長がタスクを把握して思い切って止めてしまうことも必要なのです(最終的には権限委譲する)。
 
 
2030年に向けた医院のシステム改革の方針を明確にし、院内のタスクを整理してシンプルにする。
 
取組みを進めないと人材不足によって医院経営に必要な対策さえ打てない状況に追い込まれるのです。
 
 
 
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