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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長がお金を残す3つの方法とは?  [2023年02月09日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
売上が増えても残るお金が増えない・・・。
 
そうお悩みではありませんか?
私が開業医団体に勤務している時代に開催した「お金の残し方セミナー」には多くの院長にご参加いただき、個別経営相談にも多くお申込みいただきました。
 
 
 
そんな経験から今日はブログを書いてみます。
 
以前、ブログでお金を残す為には口座を分けるべきだと書きました。
口座を分けて頂くと管理が苦手な院長もお金の流れがある程度は見える化できるからです。
 
 
 
医院の実際の収支は把握しにくい。それは、
 
・医療機関(個人)では診療報酬額から約10%が源泉徴収税として天引きされる。
・保険の診療報酬は売上が立った日から約50~80日後にしか入金されない。
・設備を買った年は減価償却額×耐用年数分のキャッシュアウトがある(購入の場合)が損益計算書には出てこない。
・翌年からは減価償却費は計上されるがお金は出ていかない。
・買掛金の支払いサイトによって銀行口座の見た目額が変わる(しかし負債であることには変わりはない)。
・法人の場合は建物や設備などを院長と法人のどちらが所有しているのかが医院によって違う。
 
等々によるものです。
だから、ご自分なりの基準を作ってお金を色分けすること(管理基準を作る)が必要なのです。
 
 
 
 
次に重要なのは「お金が残しやすい収益体質にすること」です。
特に多いのが設備費にお金をかけ過ぎること。
同じ1000万円の利益を生むのにいくらのコストを使うのかが重要なのです。
 
かけた設備費に見合う収益が出ていれば問題はないのですが、必要な収益を得られないのに設備費をかけることは、経営面だけで見ると間違いのです。お金を残したいのなら設備費は注意が必要です。
 
 
 
 
三つ目に重要なのは「収益モデル」の選択です。
どんな治療を患者に提供するのかで残るお金が違ってくるのです。
 
ここを間違うと売上が増えても残るお金は増えないのです。
 
例えば急患が多い医院は診療報酬が多くてもお金が残りにくい傾向があります。
補綴であっても自己管理ができない患者は保険の主訴のみ治療を選択することが多く、そんな患者のウエイトが高いと健康観が高い患者が逃げ出すからです。
 
しかも、そんな急患が多い収益性の低い体質は「院長の診療スタイル」「経営方針」「それを表現した広告と口コミ」が作り出すのですが院長はそれに気づかずに「この地域は健康観が低い患者が多くて自費が出ない」と嘆くのです。
 
 
 
 
①ライフプラン設計やお金の管理
②収益体質の改善
③収益性が高い経営モデルの選択
 
を上手くしないと「お金が残らない」体質からは脱出できません。
例え月10万円の手取り額の差であっても20年では2400万円の差が開く。
それを複利運用できればとても大きな差になることに気づいて実行するかどうかなのです。
 
 
 
 
今はやっていませんが開業団体時代には、
・お金の残し方診断
・保険や金融商品の整理見直し
・お金の管理方法アドバイス
・歯科医院経営アドバイス
 
をかなりの件数おこないましたが、大体は質の悪い専門家に進められて金融商品に加入していたり、今はお金があるからと未来の為のお金まで使い込んでいたケースが殆どでした。
 
院長が後悔するのは大体はリタイアした後です。
でもそれでは遅すぎるのです。
 
 
 
 
 
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