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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の経営数値分析はどこまでやれば良いの?  [2022年07月12日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私が関わっている歯科医院でも大きな法人は経営数値分析と財務分析がしっかりと行われていますが、経営相談にお申込みいただく医院の中でも経営が上手くいっていない医院は数値の記録をされていない事が多い。
 
しかし、経営分析に必要な数値を記録していないということは歯科の治療で言えば資料取りをせずに診断をするのと同じなのです。
 
 
 
数値の記録をされないのは数値をどのように分析し対策すれば数値が改善するのかを知らないからです。
 
 
例えばキャンセルや中断が増えてきたとしましょう。
そういう時、私ならドクターごとの平均点数などを見ます。
 
平均単価が下がっているのならば治療する患者が多すぎて一人一人の患者への対応が雑になっている可能性がありますし、逆に平均単価が上がっているのならば患者への治療提案に無理があって患者が逃げ出している可能性があるのです。
 
他にもキャンセルが増えた原因が受付である場合もあれば院長が出した方針であったりもする。
 
そんな改善ポイントを見つけ出す為には数値を取って流れで見ていく作業が欠かせないのです。
 
 
 
 
一方、経営的には数値を取って対策をすることが大切ですが、手段の目的化によって数値を追うことが目的になってしまうと組織内に問題が発生します。
 
理由は人間には感情がありロボットの様にはいかないから。数値を追うことと患者の健康がスタッフの頭のなかで紐づいていないとスタッフのモチベーションは下がってしまうのです。
 
 
 
結論を言えば、これからの歯科医院経営では経営数値の記録と分析、そして管理会計による財務分析は間違いなく必要です。
 
ただ、「戦略」とか「数値分析」「計画」だけではチームメンバーを動機づけることはできませんし、数値をどう活かしていくのかの方が大切なのです。
 
 
例えば令和3年の平均点数が上がっていることに気づいておられるでしょうか?
そして平均点数はなぜ上がったのでしょうか?
 
その理由を理解しながら経営対策をしていく。
 
それが出来なければ歯科医院経営を健全に保つことは出来ないのです。
 
 
 
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