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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の保険治療の定価と適正な治療品質とは?  [2022年06月21日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
先生がもしセレクトショップを経営されていたとしたら1000円で仕入れた商品を800円で販売されますか?
 
殆どの方が1000円以上で販売されると思います。
 
では、仕入れ価格にいくらの利益を乗せて販売すればコストを賄ったうえで適正な利益を残すことが出来るのでしょうか?
 
 
 
 
残念ながら保険診療においてはこの考え方が使えません。
 
治療ごとの販売価格が国によって決められてしまっているからです。
 
価格競争による値下げ圧力がないというメリットはありますが、コストが上昇しても値上げは出来ないのです。
 
これから起こっていくのがまさにその状態です。
 
 
 
 
最近国は仕入れ原価が1000円の商品の一部を1000円や800円で売れと言い出しました。
 
歯科医院に求められる治療品質が高くなり、対応するべき治療の範囲が広がっているのに定価は上げてくれない。
定価は上がらないのに仕入れ価格の上昇でコストが増え利益が圧縮される。
 
そんな状況が今の歯科医院経営にジワジワと起こり始めているのです。
 
統計上は歯科医院の損益差額は増えているのですが、医院による格差が大きいように感じます。
 
 
 
歯科医院の院長も保険の治療品質も高めたいという気持ちはお持ちだとおもうのですが、このままいけば治療結果の差を出来るだけ少なくしながらももらえる診療報酬の範囲で可能な治療品質にせざるを得ない・・・。
 
 
 
 
院長はどの部分の治療品質は落とさずに、どこの部分を効率化させるのでしょうか?
それとも、効率化は考えずに工夫しながら保険診療の質を高め続けられるのでしょうか?
 
もちろん、歯科医師が技術面で手を抜くことはないでしょうし、私が知る院長は保険の患者にもできるだけ質の高い治療を提供したいと日々奮闘されている。
 
 
 
 
医院の経営面もしっかり見ながら保険診療の質を可能な範囲で高めていく。
 
単品商品では利益が確保できないのをどう工夫して利益がでるようにしていくのかを考える。
 
とても大切だと思います。
 
 
 
 
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