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◆歯科医院経営ブログ

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スタッフマネジメントで悩む歯科の院長に伝えたいこと  [2022年06月14日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院の院長がスタッフや患者から尊敬され歯科医院経営としても上手くいく為には、院長が自分を俯瞰的に理解し、自分の感情と行動をコントロール出来る様になっていくことが必要だと感じます。
 
どうすればスタッフマネジメントが上手くいき、どうすれば経営として上手くいくのかのモデルは存在します。
ただし、一番難しいのは院長が自分をそのモデルに従って行動させることが出来るのかなのです。
自分で自分をコントロールすることが重要なのですが、自分のことなのにそれが一番難しい。
 
 
 
上手くいかない院長はスタッフマネジメントの原理原則を学んでも、そこに自分なりの解釈を加えて教わったままを素直に実行しようとしない。
また、仕事なんだからスタッフは院長にすべての面において合わせるべきだと考えてしまうのです。
 
 
 
一方、上手くいく院長ほど相手の意見を尊重し、謙虚に学ぶ姿勢を崩されない。
相手をコントロールするのではなく、相手が理想通りの行動をする為に自分がどんなアプローチを採用すれば良いのかを探るのです。
 
 
人は基本的には他人にコントロールされるのを好ましく思わない。
しかし、自分が大切にしている価値観に合う提案には共感し取り組みに参加したいと思うのです。
 
だから最初は院長の理想の実現から始めたとしても、話し合いながらチームの多くの人が共感できて目指せる方向にベクトルを向けた方が最終的には院長の理想を実現できるのです。
 
 
それを邪魔してしまうのが院長自身の感情です。
院長は経営者として孤独になり易いですので様々な要因で心理的に不安定になり易い。そして院長が心理的に不安定になってしまうと組織に問題が発生しスタッフが退職してしまうのです。
 
 
 
 
では、自分の現在の感情がどうなっているのかをどうやって内観するのか?
 
それを理解するのに役立つのが「ラッセルの円環モデル」なのです(検索してみてください)。
 
縦軸に「覚醒と沈静」横軸に「快と不快」を取り、自分の感情がいまどの位置にあり、どんな感情を味わっているのかを考えるのです。
 
そして「快のエリア」に自分を保つ為に何が必要なのかを考えます。
 
 
 
人間なので「不快のエリア」に入ることはあるのですが、
 
・どうすれば不快のエリアに入らないで済むのか?
・どうすれば不快のエリアから抜け出せるのか?
・不快な感情は自分に対処の必要性を教えてくれているので、イライラを他人にぶつけずに自分の行動をどうやって変えるのか?
 
を考えて実行しなければ不快のエリアにずっと沈むことになる。
 
不快な感情は人間にとって大切な感情(必要です)でそれがなければ人類は滅んでいたのですが、不快のエリアだけに止まり続けることは避けなければならないのです。
 
 
 
院長が不快のエリアに沈むとスタッフマネジメントも歯科医院経営も上手くいかなくなります。
 
 
 
 
もちろん、不快のエリアから抜け出す為には院長が自分の認知を変えることしか方法はありません。
 
 
院長が泥沼に入っている時には「特定のスタッフがいるから上手くいかない」などと責任を他者に押し付けて自分を守ろうとするのですが、その視点に立っている以上、不快のエリアから抜け出せる可能性は無いのです。
 
 
院長が不快のエリアから泥沼エリアに入ってしまうと抜け出すのは困難。スタッフが助けようとすると巻き込こまれ犯人にされてしまう。
 
だから誰も近づかなくなるのです。
 
院長が問題がある人と感じているスタッフが実は医院のことを一番考えていてくれた・・・なんてこともあるのです。
 
 
そうならないように、院長は自分の感情のコントロール力を高めできるだけ快のエリアにいられる努力をすることが必要です。
 
不快のエリアに入りかけると自分でそれに気づき修正できる様になる必要があるのです。
 
私の経験上、スタッフのミスが気になって注意する機会が増えだしたら危険信号です。
 
 
 
 
 
自分の事を知ること、自分が陥り易い傾向を知ることで不快のエリアに入りにくくする対策は可能です。
 
逆に不快のエリアに入っている人に巻き込まれない技術も高まっていきますので、いちど自己分析をおこなってみてくださいね。
 
 
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