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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長は自院のファンダメンタルズ分析をおこなってみる  [2022年06月13日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
ファンダメンタルズ分析とは投資家が長期投資の為に「企業の業績」「財務状況」「成長余力」等を調べること。
 
歯科医院も同じ売上であっても収益性は違いますし医院の成長余力も違う。上り調子の売上3億円と下り調子の売上3億円はまったく違うのです。
 
 
歯科医院で承継を前提とした場合には院長は常に上り調子であることを目指す必要がありますが、「業績」と「財務状況」が悪ければ上り調子を続けることが出来なくなるのです。
 
だからご自身の医院の財務状況や成長余力などを客観的に分析して投資する価値があるのかを判断する必要があるのです。
 
 
 
 
 
また、院長の「承継プラン」が不明確な場合にはだいたいの場合にはジリ貧になり売却できずに患者が少ないままズルズルと診療を続けることになる。
だから、院長は開業した時点で仮のリタイア時期とリタイアメントプランを用意しなければならないのです。
 
ファンダメンタルズ分析を定期的におこないながら承継時に医院価値を最大化させることが歯科医院経営のカギになるのです。
 
第三者から見て魅力的な歯科医院でなければ誰も引き継ぎたいとは思わないのです。
 
 
患者が自力で「8025」や「キープ28」をなかなか目指せないのと同様に院長も遠い未来のことは想像しにくいことは理解できるのですが・・・
 
 
 
 
 
医院の業績に陰りが見える兆しは必ず数値に表れます。
 
数値管理は医院経営の健康診断に当たります。そして経営にも健康維持対策による予防は必要。
 
上り調子を維持できない歯科医院は数値管理によるコクピット経営ができていない場合が多いので、変化に早めに気がついて対策することも出来ないのです。
 
 
 
 
私はよく「貸借対照表を最適化することが大切」だとブログで書きますが、貸借対照表が効果的にお金を生み出す構成になっていないと投下するコストに対して生み出せる収益が少なくなる。
 
すなわち投資効率が低い歯科医院になるのです。
 
 
 
 
 
また、歯科医院には積極的な設備投資が必要な医院と積極的な設備投資をしてはいけない医院があります。
 
特に小規模零細歯科医院や開業時は経営の体力がないので「選択と集中」が大切になる。
投資によってリターンを得ようとする経営の柱は一本に絞らなくてはいけませんので、タイミングが来るまで手を拡げてはいけないのです。
 
 
大きな歯科医院には「積極投資」と「早期のリターン」が必要になりますので、やはり戦略の立て方と実行がカギとなるのです。
 
 
 
 
開業時に大海原に漕ぎ出した先生の船はこれから歯科医院経営にやってくる嵐にも耐えて目的の場所にたどり着くことが出来るのでしょうか?
 
船のスピードは落ちていませんか?浸水の心配はありませんか?船員のモチベーションは高いでしょうか?
 
2024年が歯科医院経営にとって勝負の年になることがほぼ確定している以上、それを乗越える戦略なしに上り調子を維持することなどできないのです。
 
 
 
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