おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
成功する歯科医院では経営の数値管理をしっかりと行っておられる医院も多い。
経営の改善をおこなうには定量的に状況を把握して改善の為の対策を実施することが大切だからです。
ただ、チームの成長度によってはスタッフが関わる部分の数値管理は最低限にとどめる方が良い場合もあります。
チームメンバーと話し合いを続け、共通の目的を達成する為に理想の行動を増やすことをチームのモチベーションを高めながら取り組むのです。
数値管理が行き過ぎると院内が疲弊しギスギスしてくる場合もありますので、どちらのアプローチが理想の行動の質を磨き行動量を増やすことに繋がるのかを院長が見極めることが大切なのです。
本当は両方できるのが理想なのですが、どちらかに偏ることが多いですね。
人には「数値に動機づけられる人」と「感情面に動機づけられる人」がいますので、院長がどちらのタイプなのかでアプローチが変わるのだと思います。
院長のスタッフマネジメントが上手くいかないのなら多分アプローチを間違えている・・・
歯科医院の組織が成長していく為には
・理想の状態を明確にし
・理想通りの行動量を増やせる様に対策していく
ことが必要です。
ただ、理想の状態が院長の頭の中にあっても言語化されていないことが多い。
そして権限の委譲が出来ていないので、勤務ドクターやスタッフは細かいところまで院長に「答え」を聞こうとするのです。
言語化されても「院長の理想」であって「チームの理想」に昇華できていないことも組織化が進まない理由です。
スタッフと話すと「院長はいつも突然の提案なんです」ということが多いのですが、やはり、「理想」は院長の頭の中に眠っていてチームメンバーと共有できていないのだと思います。
私は、チームメンバーが理想に共感する状態を院長が生み出せなければ組織づくりは上手くいかないし組織はどこかで大きな壁にぶつかると考えています。
先生はどういうアプローチでチームメンバーの理想の行動を増やされていますか?
目標が定性的過ぎて客観的な評価が出来なかったり、定量面だけで「数値を達成することが目的」になっていたりしませんか?
チームメンバーの理想の行動が増えないのならば院長のアプローチに問題がある。
さて、どうされますか?
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:経営環境の変化
Posted at 05:00