おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が経営相談で「先生と先生の医院の強みはなにでしょうか」と院長にお聞きして、院長が挙げてこれらる強みはだいたい的外れなことが多い。
これは歯科医院経営あるあるです。
医院の医療設備が整っていることが強みだと思っていたら「院長やスタッフが気さくに接してくれた」という事が患者から見た医院の魅力だったりするのです。
歯科医院経営を発展させる為にはこの医院の真の強みを明らかにしそれを磨いていくことが必要なのですが、院長の見解は残念ながら外れていることが多いので経営対策が上手くいかないのです。
強みを勘違いしていると「アットホームな接客」がホットポイントなのに「ホテルの様な接客」を目指したり、時間をかけて話を聴くことで患者の支持を得ているのに効率化によって生産性を向上させる取り組みを始めたりする。
経営コンサルタントの中には医院の良さを発見して磨くのではなくコンサルタントが持っている「型」を落とし込むだけしか出来ない人もいますので、そんな人が関わると院内がかき乱されてしまうのです。
医院の魅力はオーケストラの様にバランスの取れた音によって表現されます。
ゴルフでも飛距離は出ないがアイアンの精度が高い選手が300ヤード飛ぶ選手の真似をしようとするとバランスが崩れてしまうのと同じで、医院でも自院の強みを知らなければ自分の手で強みを潰してしまう危険性があるのです。
では、お聞きします。
先生の医院で、「患者から見た医院の真の強み(魅力)」は何でしょうか?
なぜ、患者は先生の医院に通い続けてくれるのでしょうか?
ちなみに患者アンケートを取っても表面的な部分しか出て来ずに真の強みは見えてこないことが多いので年の為・・・(分析する人の能力も必要)。
院長ご自身の「良さ」も気づきにくいですよね。
自己評価が高くても周りから見た評価が低い場合もあればその逆もある。
自分のことを客観的に視る「メタ認知力」が高くて自力で修正できる院長はまだまだ少ないですが、やはり自己理解と他者理解が「人間関係力」を高めるのだと思います。
院長のブレない思いが魅力として表現され、その思いに共感したスタッフが医院の魅力を表現してくれる。
それが医院の文化となり強みとなっていくのです。
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:その他
Posted at 05:00