おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院でも最近はコンサルルームを活用して初診カウンセリングや治療コンサルなどを実施する医院が増えてきました。
それは素晴らしい傾向だと思うのですが、では、初診カウンセリングなどで集めた患者情報は効果的に活用されているのでしょうか?
連携の時代において患者のパーソナルな情報は慎重に扱われるべきですが、地域包括ケアシステムを機能させるには多職種が情報を共有しながら一人の患者をサポートしていく必要があります。
その為には医療機関が持っている患者情報、医療情報がデイケア等に通うお年寄りをサポートする為に大切なのですが、そこがブラックボックス化し易いのです。
その大きな要因が医療機関自体が集めた患者情報を有効に活用できていないことだと感じます。
何の為に患者情報を集め、患者を健康に導く為にどの様に活用するのか?が決められ、そのことがチームメンバー全員に浸透しているか?
令和6年の改定で学校や薬局との連携も加わりましたが、地域の多職種が連携して患者を支えていく為のメンバーとして医療機関が参加できているのかが問われるのです。
かかりつけ医療機関としての役割を果たす為に医院に集積された患者情報を多職種とどう共有し活用するのか?
これから、診療情報などはDX化によって共有される時代に入りますが患者をサポートする為に欠かせないパーソナルな情報はそれだけでは分からない。
だから、来院してくるかかりつけ患者の健康を心から願っているのなら、院内に眠る患者情報をどう共有して多職種を含めたチームで患者をサポートするのかを考える必要がある。
そう感じるのです。
テーマ:その他
Posted at 05:00