おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が住む大阪市に隣接した人口26万人の町でも高齢化が進行していると感じます。
行政がタクシー会社と提携して町内を循環して駅や病院、ショッピングセンターにいける予約制の循環タクシーがスタートしました。
・地下鉄、私鉄の駅まで自転車でそれぞれ7分
・バス停まで歩いて5分
・病院やショッピングセンターまで自転車で5分
自転車や車に乗れる人にとってはまだまだ便利な場所の部類に入るのですが高齢者にとってはこの距離の移動が難しいのです。
実際に高齢者が歩行器を押しながらショッピングセンターまでの往復を辛そうに歩いている姿をよく見かける様になりました。
昔は町内に何件もの食料品店や雑貨店があり、医院や歯科医院も歩いて数分の場所にありました。
それがショッピングセンターが出店してきたことにより町内の小さなお店が廃業し、お世話になっていた開業医の先生も廃業され生活インフラまでの動線が少しづつ延びていったのです。
だから元気な人にとっては問題ないが高齢者にとっては不便な町になった。
全国でこういう問題は多発していてバスや鉄道の減便や路線の廃止は加速度的に増えています。
しかし、車で移動できる人にとっては困らないし問題だと感じにくい。
ただ、そういう私たちが車にも乗れなくなった時に初めて生活しづらい町になってしまった事に気づくんだろうな。
歯科医院でも来院できなくなる患者が少しづつ増えています。
訪問に取り組んでおられる場合にはある程度はカバーできるのですが、訪問する為のマンパワーが足りていない歯科医院も増えている。
日本の地域で起こっている問題は明確な解決方法が無いものばかり。
だから地域に住む私たちが関心をもって地域に関わる必要があると感じたのでした。
テーマ:その他
Posted at 05:00