おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院には
①生産性を高めて付加価値を増やす医院
②生産性は高めずに付加価値を増やす医院
③生産性を高めて付加価値を増やす部門と高めずに付加価値を増やす部門を持つ医院
があります。
私が大好きな本に公認会計士の林聰先生が書かれた「コハダは大トロよりなぜ、儲かるのか?」や「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」がありますが、歯科医院の中にはコハダを売っているのに儲からない歯科医院があるのです。
理由はアポイントが渋滞したり効率が悪く生産性を高めることができないから。
一般的に保険診療を担う歯科医院では「コハダ」「大トロ」または「餃子」「高級フレンチ」がメニュー表に乗ってることが多い。
そして、お客の注文に合わせて同じ生産ラインで料理を作らなくてはいけない。
だから渋滞が発生して生産効率が低下するのです。
これからの時代は残念ながら保険診療の効率化は避けられません。
しかし他方で自費診療部分の付加価値も増やさなければならない。
保険だけ、自費だけであれば対策は取り易いのですが両方ある医院ではマーケティングにおける戦略も工夫が必要なのです。
じゃあ、どうやって院内の交通渋滞を解消し各ラインの生産性を高めていくのか?
高い品質の商品を提供できるお店だと顧客に認識してもらえるようになるのか?
「医療」なので品位を保つ必要は当然あるのですが、患者の心理は医療も民間商品も似た流れになることが多いのでマーケティングは大切なのです。
先ずは先生の医院がどんな戦略を取っていてそれが患者にどの様に認識されているかを考えてみてください。
それを判断するヒントはどんな価値観の患者が多いかです。
マーケティングをしっかり理解すると経営戦略の混線を解消でき集まってくる患者層も変わってきます。
すると院内の交通渋滞も緩和されていくのです。
同じ医院で保険診療と自費診療の両方を取り扱っていると混線を完全に解消することは難しいですが、意識しながら対策していく事は必要だと考えます。
さあ、何から始めますか?
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00