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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長は自費治療への迷いを確信に変えられるか?  [2022年05月30日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私がクライアントの医院のスタッフと話すと必ず出てくるのが「保険治療」と「自費治療」に関する迷いです。
 
 
多くのスタッフには「自費治療」を患者に勧めることに抵抗感があるのです。
 
私は「患者を値踏みせずに、患者にとって効果が高い治療の選択肢をちゃんと説明しましょう」とスタッフに話しますが、スタッフが迷う原因は「ドクターからどの治療法が患者にとって最善」なのかを教えてもらっていないから。
 
治療法に確信が持てなければスタッフは「治療効果<治療費」という感覚になるのです。
 
 
 
 
大元を辿っていけば、ドクターがご自分の「治療技術、診断、治療計画⇒治療提案」に自信を持つことができていない事が原因です。
 
ドクターが迷えばスタッフは自信を持って患者と向き合うことが出来ない。
 
 
 
どんな症例であっても自費ありきは医療として間違っていますが、保険ありきも患者の利益にならない。
 
保険の治療では実現できない治療品質がありますし、その自費治療には設備費や研修費、材料費、技工費などのコストがかかっていますので、正当な治療費を患者から頂くことに後ろめたい気持ちなど持つ必要はない。
 
だから、患者に自信を持って治療提案をする為の基準は誰が示し、運用していくのかを院長は明確にする必要があるのです。
 
 
 
 
私はスタッフに「保険と自費は国が勝手に決めたラインであり、患者にとって効果が高い治療であるのかとは関係ありません」と話します。
 
患者の現在と未来の健康にとって自費の治療が効果が高い症例において、技術があるのに選択肢の一つとして提案できないのは「診療側が患者を値踏みしていること」であり、あってはならないのです。
 
 
 
歯科医療従事者は患者が自分の健康にとって正しい判断ができるよう「情報」と「治療の選択肢」を提示し、患者の同意を得る(インフォームドコンセント)。
 
そこには「国が決めた基準」や「歯科医院の経営上の都合」が介在してはならないのです。
 
 
 
 
ちなみに、患者の治療に関する希望をしっかり聴き、「治療に関する情報」と「ドクターの診断と提案」「保険と自費を含めた選択肢」を丁寧に示せば、患者は自費治療を選ぶ率が高まります。
 
むかし、大阪の泉州地域のドクターが、「以前は自費専門でやっていたんですが今は保険も取り扱っていて、患者に丁寧に情報と選択肢を提供するようになったら、不思議と自費を選ぶ患者が増えたんです」と仰っていたことを思い出しました。
 
 
やっぱり、院内の迷いは確信に変えなければいけませんね。
 
 
 
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