おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院の院長と話すと大学では経営について学べないという話が出てきます。
私も、院長が真面目に保険診療を続けているだけで経営が成立する時代ではないと感じ、地域医療を守ろうと奮闘される院長を応援したいと開業医団体を退職し9年前に経営コーチとして独立したのです。
いまは院長が経営者としての能力や組織マネジメントのステージを上げていけるように経営コーチとして関わっています。
コーチになった最初の頃は、私がリーダーシップを取りたいという欲望が顔を出したのですが(笑)、最近は医院によっては取組みを見守り、院長が困った時や軌道修正が必要だと感じた時に意見を出すようになってきました。
私が経営に関する様々なスキルを所有していることは当たり前ですが、院長やチーフがおこなって出来る様にならなければ組織の力とはならないからです。
「答え」ではなく「計算式」と「計算の解き方」を院長にお伝えして、どんな課題がでてきても院長が解決できるようになっていただくのが私の役割です。
また、院長やチームメンバーの理想を段階的に明確にして、理想に到達する過程で背中を押していくファシリテーターや潤滑油であることが私の理想です。
先日、クライアントの院長が私のことを化学反応を起こす「触媒」だとスタッフに紹介して頂き、とても嬉しかったです。
私はいままで、医院に合わない仕組みをコンサルに落とし込まれて形骸化しているのを沢山見てきましたので、やはり院長に自分たちの手で理想を作っていく力をつけて頂き落とし込んでいく過程を私が応援することがクライアントの利益になると私は確信するようになったのです。
ちなみにこの考え方は院長が幹部スタッフを育てていく過程にも共通しています。
もちろん、院内で問題が起これば関わりますしスタッフに直接話したりもします。戦略も立案しますし経営面の立て直しにも必要があれば関わります。
しかし、私が経営や組織の診断をして大丈夫だと思えることに首を突っ込んで私の意見を押し付けることに意味はないのです。
院長やチームメンバーが自分たちの理想に向かう過程をオーダーメイドで支えていく。
理想に向かう過程で必要な時に必要なパーツを提供していく。
その為にもっとスキルと人格を磨きたいと思います。
テーマ:その他
Posted at 05:00